「AneCan」の妊娠特集で“デキ婚否定”するサトエリに燃えたぎる、ママタレへの意欲
「AneCan」(小学館)、昨年までは男性の表紙登場はほとんどありませんでしたが、今年は2月号に斉藤工さん、5月号にふなっしー(男性というより人間かもよくわかりませんが)が登場し、そして今月号では松岡修造さんと、積極的に外部巻き込み作戦を繰り広げています。もう専属モデルだけでは、客寄せできなくなったのか!? と訝しんでしまいますが、ただ皆さんを楽しませようとしているだけですよね、きっと! だけど、こういう手法にバブルの匂いを感じるのは筆者だけ……?
修造さんは表紙だけでなく、着回しページにも日めくりカレンダー『まいにち、修造!』(PHP研究所)の語録を引っさげて登場です。話題のカレンダー『まいにち、修造!』をつけるのなら、「SEX&SEXLESS白書」なんていうものを別冊にしないで、こっちを別冊にしてほしいです! そうすれば、「AneCan」ファンだけではなく、修造さんファンも雑誌を手にとる理由になるのでは? それとも、付録で読者を釣ろうなんて思ってないんでしょうか? あくまで強気の「AneCan」ですね。
<トピックス>
◎磯山さやか、水着でバカンスinタヒチ
◎アラサー男女1100人のリアルな本音と悩みと疑問に迫ります! SEX&SEXLESS白書
◎もしも松岡修造が上司だったら!? 実樹OLの1か月コーディネート
■メシア・磯山さやかに裏切られた!
ぷにモデル・磯山さやかさんが登場する今月の特集は、「“女子萌え”グラビアに初挑戦!磯山さやか、水着でバカンスinタヒチ」でした。いつもの「着やせできるかな♪」的なぽっちゃり企画をはね除け、グラビア14ページです! で……、これって誰得ですかね?
我々読者にとって、ちんちくりんの磯山さんはスレンダーなモデルだらけの誌面で、親近感の沸く存在、いや、メシアとして存在していました。しかし、このようなグラビアを見せられてしまっては、その立ち位置が不明になりました。というのも、さすが現役売れっ子グラドルだけあって、服を脱ぎ捨て水着になると「4者4様ダイエットダービー」企画の方々(というか我々ですね)とはまったく様子が違います。正面からのショットはおなかを上手に服で隠していますし、横からのショットは伸びをしていますが、さすが絵になっていて素敵です。男性が好きな体だというのも頷けます。
しかーし、これは女子の雑誌。いくら「本誌専属ぷにモデルにしてベテラン(!?)グラドルの磯山さやかが、世の女子に向けてのガールズグラビアに挑戦!」というリードがついていたとしても、世の女子は磯山さんの体に大して興味はないのですよ! 世の女子があこがれるのは、AKB48・小嶋陽菜や紗栄子といった、細身で伸びやかだけどいい感じにボンッキュッボンッな体。世の女子が見たいグラビアは、そういった体なんです。もちろん、磯山さんや篠崎愛さんのスタイルが好きな女子もいますが、それは少数派では?
「カーヴィなボディラインだからこそ女っぽく着こなせるワンピースタイプは、実はぷに子向きの水着なんです」という水着紹介文が1点ありましたが、ほかはぷに子にノータッチ。あくまで「グラビア」スタンスです。筆者が本屋で今号を購入したとき、初めて男性も「AneCan」を購入をしているのを見たのですが、きっとこれは磯山さん効果だと思うんですよ。それくらい、男子向けのグラビアでしかありませんでした。