『水曜歌謡祭』『グッディ!』爆死中! 絶体絶命のフジテレビがすがる大物芸人とは?
『水曜歌謡祭』『直撃LIVE グッディ!』など肝入り番組の視聴率が軒並み不振のフジテレビが、バラエティでは唯一好調といっていい『痛快TVスカッとジャパン』。そのメインMCを務める内村光良に対して、フジは現在水面下で次なる冠番組の交渉をしているという。もはや視聴率2ケタ台の方が珍しくなりつつある“ジリ貧”フジがすがる先は――。
昨年10月から月曜午後8時台で放送中の『スカッとジャパン』だが、5月には3週連続(11、18、25日)で10%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録するなど、波に乗っている。後番組である嵐・相葉雅紀主演の『ようこそ、わが家へ』の視聴率が上がってきた原因について、亀山千広フジテレビ社長も同番組の影響があるのではと分析していた。
「このヒットを受けて、フジは秋スタートをメドに内村の新番組を放送したいと考えているようです。内村の番組は『世界の果てまでイッテQ!』『スクール革命!』(ともに日本テレビ系)など、視聴率だけでなく業界評価の高いものが多く、現状『何をやってもダメ』のフジ内において、もはや神格化されつつあります。フジは『水曜歌謡祭』のMCに、最近ではテレビ露出もほとんどなく、ゴールデンでのMC経験も皆無の森高千里を大抜擢しましたが、現在視聴率は3.8%にまで落ち込んでいる状況。その反省から、実績は十分の内村に狙いを定めたのでしょう」(テレビ局関係者)
こうして、内村で起死回生を図ろうとするフジだが、実質的にキーマンとなっているのは、内村本人ではなく担当マネジャーなのだという。
「マネジャーのT氏は、ウッチャンナンチャンのデビュー当時からコンビを育ててきた敏腕で、所属事務所の次期社長ともいわれる人物。事務所の規模でいえば、決して大手ではなく中堅止まりのプロダクションですが、内村の人気にあやかりたいがため、ホリプロやワタナベエンターテインメントといった、最大手プロの幹部が『ぜひ内村さんの番組にうちのタレントを起用してほしい』とT氏に擦り寄っていますよ」(同)
一部でT氏は「内村の影のプロデューサー」と呼ばれているほどで、「基本的に内村はT氏の言い分や判断には、全て従っている状態なので、実質的にキャスティング権を持っていると言って差し支えない」(同)ようだ。
こうして、大手プロの幹部がこぞっておべっかを使うT氏に対して、ここ最近はフジ関係者も同様に、あの手この手のオファーを繰り返している現状。大幅テコ入れも虚しく、4月クールも惨敗を喫したフジだが、この内村獲得に向けての“三顧の礼”が実る可能性はどれくらいあるのだろうか?