『徹子の部屋』でマッチ&徹子を持ち上げるヒガシに覚えた、“中間管理職”の接待感
祝・10,000回!!
5月27日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)が放送1万回を迎えた。放送40年、すごい。めでたい! <祝10000回SP>ということで、時間も豪華に普段の倍、1時間での放送となった。記念すべきこの回を飾るゲストは、タモリでも久米宏でもなく、近藤真彦。そして、東山紀之の2人。やっぱり徹子といえばマッチか。
日頃親しい2人からオープニングにお祝いの言葉と花束をもらい、徹子も幸せそう。画面には、<ジャニーズの“長男と次男”が初共演>とテロップが出ている。今回のツーショット出演にあたって、「オレはとりあえずヘアメイクさんには、東山よりカッコよくしてくれって」オーダーしたとマッチが言うと、「よく言った、うん」とうなずく徹子。一方、ヒガシはといえば、「僕はなるべく粗相がないようにしたいなと思って」。これこそ、ヒガシだ。徹子も、そんな謙虚で真摯なヒガシを、「キミはいつもね、そういうふうにね」と気づかう。
長男はおっとりしていて、次男は自由奔放なことが多いとよくいわれるが、ジャニーズ兄弟はどっちかというと逆。やんちゃな長男と、調整役の次男という感じだ。ちなみに2人の年齢差は2歳。しかしジャニーズは、特にマッチやヒガシら合宿所世代は、「男子校とかと同じで、特に体育会系と同じで。1つ違うと、相当違うんですよね」(マッチ)とのことなので、そりゃあ仕方ない。
今回は、そんな「粗相のない」宣言のヒガシの立ち位置が気になって仕方ない1時間でもあった。ジャニーズタレントのトップにマッチが君臨していることは確かだが、「後輩からすごく慕われてることは、あるんですけど」と自分で言ってしまう。一瞬びっくりしたが、自分は何もしていないのに、という話に続けるための発言だった。何もしていない、それなのに、後輩たちが「マッチさん、マッチさん」と言ってくれる。それは、「東山が後輩の教育をすごく行き届かせている」からなんだと、ヒガシを評価するマッチ。当のヒガシは、マッチの裏での苦労をデビュー前からずっと見ていて、それが今の自分につながっているんだと語る。すると、隣のマッチ、「ありがとう。いいこと言うね!」。
もちろん、徹子とヒガシも十分仲良しではあるが、プライベートで、昔から家族ぐるみで何度も食事したり旅行したりしているマッチはやはり別格だ。過去出演回のVTRを見たりエピソードを聞いては、「マッチさんも黒柳さんも、あんまりお変わりにならないですよね、関係性も含めて」「昔からなんかこう絆が深い感じがしますね」と、ヒガシ。相槌打ちまくって、ヒガシが聞き手、徹子とマッチがゲストみたいな気もしてくる。さらにいえば、ヒガシは、“親友・光子のところのコ”感もあるかもしれない。