サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)嵐の新曲はJ-POPを変える? 男性アイドル 嵐は、J-POPの歌詞と音楽性の関係を更新するーー「青空の下、キミのとなり」の画期性とは? 2015/05/29 18:00 リアルサウンド 新シングル『青空の下、キミのとなり』が好調の嵐。 【リアルサウンドより】 どういう歌詞をどういう音楽で歌うか、という問題がある。ポピュラー音楽の領域であれば、なおさらだ。「この内容にはこの音楽性が合う」というなんとなくの共通意識がある。フォークソングの響きには、四畳半の小さな世界がよく似合っていた。未来都市を歌うのは、やはりテクノポップだった。あるいは筆者からすると、1990年代後半からの女性R&Bの台頭は、J-POPの歌詞世界に女子会的空間を現出させた点に大きな意義があった(Crystal Kay「Girl’s Night」2001)。新しい音楽性の台頭は、新しい歌詞世界の台頭でもある。音楽の形式と歌詞内容は、無関係ではない。歌詞内容が音楽ジャンルに規定されるということがありうるし、反対に、歌詞内容が特定の音楽ジャンルを召還するということもある。そういう相互的な力学のなかで、楽曲というものは出力されているのだ(なぜ、ケータイ依存的な西野カナに対して、チャットモンチーは携帯電話を手放す(「シャングリラ」)のか!?)。 嵐の新曲「青空の下、キミのとなり」には、良い意味で予想を裏切られた。というのも、「青空の下、キミのとなり」というタイトルを目にした瞬間、筆者は「きっとさわやかなロックで、背後でアコースティックギターが鳴らされている感じなのだろうな」と思っていた。宣伝文には、「人と人が繋がっていくことの大切さを実感させられる歌詞と、ポジティブなエネルギーに溢れたドラマチックな曲調」とあったので、「GReeeeNみたいな感じね、はいはい」とタカをくくっていたのだ。これは、GReeeeNに対してもたいへん失礼な話である。とにかく、自分の好みとは異なる凡庸なロック/ポップスなのだろうと思っていたのだ。しかし聴いてみると、それは少し違った。 続きはこちら 最終更新:2015/05/29 18:00 次の記事 イギーの受賞に、アンチが撤回要求 >