ビッグダディ、舞台チケットを無料配布!?　握手会で“全員プレゼント”の寂しい客足

　2013年12月に『痛快！ビッグダディ』（テレビ朝日系）が終了し、タレントに転身したビッグダディこと林下清志。今年4月には舞台デビューすることをブログで発表していたが、先日は都内のド真ん中で舞台の宣伝チラシを粛々と配っていたという。しかし、通行人の多くが立ち止まることなくスルーするという“お寒い”状況だったようだ。

　ダディは昨年4月、お昼のバラエティ番組『バイキング』（フジテレビ系）の火曜レギュラーに起用されたが、約半年後の9月にひっそりと番組を卒業。10月には、岩手県盛岡市内の自宅兼店舗「ほねつぎ盛岡屋」が火災により全焼するという災難に見舞われた。

「タレント転身後は、話題性もあって多くの番組にゲスト出演していたダディですが、その後は明らかに露出が減少。今年3月には、ピン芸人のウエディ新剛とお笑いコンビ『ダディ＆ウエディ』の結成を発表し、若手が出演するステージでネタ見せに挑戦していました。一方、本業の整体師としては、年明けに東京・浅草橋の焼き肉店の一角でお店を開業したものの、同店は契約上の問題で閉店。3月中旬には、浅草で“完全予約制”という新店舗『リラクゼーション 柔々』をオープンしています」（芸能ライター）

　またダディは先日、テレビ埼玉などで放送されている通販バラエティ『ミセス・マートTV NEO』の収録に、元妻の美奈子とともに参加。美奈子とは、昨年の『2014→2015　ツキたい人グランプリ～ゆく年つく年～』（フジテレビ系）で離婚後テレビ初共演を果たしているが、ついには通販番組にも“元夫婦”で進出するなど、タレント活動は迷走感が否めない。

　そんな中、今度は『たからモノ。』という作品で初舞台に挑むことを発表。20日には渋谷区・道玄坂下で自ら舞台のチラシを手配りしていたそうだが、通行人の反応はシビアだったようだ。

「『SHIBUYA109』前の交差点に、頭にバンダナを巻きからし色の作務衣を着たビッグダディが、関係者らしき女性スタッフとともにチラシを配っていました。渋谷駅付近とあって多くの通行人がいる場所ですが、『あれ、ビッグダディだね』と存在に気づきつつも、大抵の人は素通り。スタッフが『ビッグダディ、初舞台です！　よろしくお願いします！』と、必死に呼びかけて人を集めていたほどです。中には物珍しさからか、写真撮影をお願いする若者のグループも数組いて、ダディは快く応じていましたが……。午後3時前頃なのに、“人だかり”という感じではなく、ダディが暇そうに佇む姿が印象的でした」（目撃した芸能関係者）

　ダディは同日午後12時30分頃、Twitterに「本日は午後から舞台『たからモノ。』のチラシ配布を渋谷でゲリラ的にやります。（ゲリラなのに告知）」と、ツイート。その後も「渋谷でチラシ配布中！」と、少しでも人を集めるための宣伝を行っていた。同ツイートにはファンから街中の“パニック”を懸念するコメントも見られたが、どうやらそんな心配は無用だったようだ。

「ダディが配布していたチラシには、舞台告知と併せて初舞台を記念した握手＆撮影会を開催することも記載されていました。イベントは22日に秋葉原で行われ、参加費は3，500円となっていますが『観劇チケットプレゼント』（お一人様につき1枚）と、参加者には必然的に舞台チケットが渡されるという強引な仕組み。舞台の客入りが不安視されているからこそ、人混みの渋谷でチラシを配布することになったのでは」（同）

　ダディの初舞台は5月30日・31日に渋谷区文化総合センター大和田にある「伝承ホール」で公演が行われる。本人自ら汗をかいて舞台を宣伝するという熱心な姿勢が、客入りに反映されるとよいのだが……。