サイゾーウーマンカルチャースポット謎のマッチョバスツアーに潜入! カルチャー サイゾーウーマンが話題のバスツアーに参戦!! 「どこに行くの?」「天国~!」異様な熱気のマッチョバスツアーで悟った“筋肉”の味わい方 2015/04/12 16:00 ボゴン! 「ぐげええぇぇ」 バーベキューの後は、マッチョ大運動会が行われた。マッチョと抱き合い、間に挟んだ風船を割る早さを競うゲームに参加したのだ。 マッチョとギュウギュウと抱き合う。風船はなかなか割れず、マッチョはさらにハグに力を入れる。背骨にマッチョの筋肉が食い込む。腹の風船は反発して内臓を圧迫する……。た、助けて……。久しぶりの男子(マッチョだけど)とのスキンシップだが、「やだ……心臓の音が聞こえたら恥ずかしい♪」とかロマンチックな感情はまったくわき上がってこない。こんなに色気も緊張感もないハグは生まれて初めてである。とうとう風船が割れる瞬間、それまで腹を圧迫していた物体が突如なくなり、風船と一緒に内蔵が裂けるかと思ったが、マッチョたちには筋肉というガードがあるのでへっちゃららしい。……みんな、身を守るために筋トレしよう! ぐえー、いててて。 ゲーム勝者はマッチョに囲まれ360度マッチョが体験できる 「天使の羽」と呼ばれるマッチョの背中にはボールペンが挟める マッチョお触りタイムはあはあ こうしてマッチョとともに過ごし、マッチョを知り、マッチョと触れ合った濃厚な1日が終わった。マッチョの多くはもともと、別のスポーツをしていたノーマル男子だったらしい。それが筋トレ中に突然マッチョ願望がわき上がって脇道にそれ、メインのスポーツを捨て去りマッチョの世界に入ったという。またマッチョ好きたちも、特撮の怪獣や仮面ライダーを見るうちに筋肉に注目するようになったり、筋細胞の研究をしているうちにリアル筋肉に萌えるようになったりと、これまた脇道にそれた女子たちが多そうだ。 王道を捨て去り、脇道で出会ったマッチョとそれを愛する女子たち。彼らはもう出会うべくして出会ったのだ。そう、この私も、このツアーには「いちごたらふく食える取材~♪」と気楽な思いで参加したはずだった。しかし今、自分に身に覚えのない感情を実感している。「ああ、自分は新しい扉を開けたのだ……」そう確信しつつ、脳裏に焼き付いたマッチョとのふれあいに胸を熱くしている。 Fin. <次回開催予定> 【日時】夏開催予定(詳細は未定) 【参加資格】マッチョを愛する100キロ以下の女性の方々 【チケット代金】通常シート:19,800円(税込)、VIPシート22,800円(税込)、指名マッチョVIPシート:26,880円 ※最新情報は公式サイト参照のこと ・公式サイト 和久井香菜子(わくい・かなこ) ライター・イラストレーター、少女漫画研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。ネットゲーム『養殖中華屋さん』の企画をはじめ、語学テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。街で見かけたおかしな英文から英語を学ぶ「Henglish」主宰。 前のページ1234 最終更新:2015/04/12 16:00 Amazon 『be LEGEND ‐ビーレジェンド‐【アミノ酸スコア100 ホエイプロテイン】』 参加者がバス内で「富士山よりマッチョ」と絶叫の1コマも 関連記事 「まるで昭和のバカ殿」日本唯一の秘宝館・熱海秘宝館の“誰もが笑える”エロの実像本能寺跡地がとんでもないことに!! 原哲夫先生ミーツ信長な珍スポット「信長茶寮」に潜入バタ臭い人形に、実力行使の占い......歴史ある神社がおかしな方向に!人間に媚びまくるロボットたちの宴! 『2013国際ロボット展』に漂う哀愁ドブネズミ風のリスも放し飼いに、いちかばちかのデートスポット「町田リス園」 次の記事 寺を飛び出した息子に憤る檀家 >