カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「DRESS」4月号

「将来のお金が心配」アラフォー「DRESS」読者の悩みに子どもが答える! そのトホホな結末

2015/03/16 19:00

■ドレスニスタが丸の内を爆走!!

 アクティブ特集第2弾は靴です。アラフォーが靴を買うときに一番重視するのは、「走れるかどうか」なのかもしれません。誌面にもあるように、「オシャレをしたら動きません」では仕事もできないし、子育てもできないからです。年取れば取るほど、やることいっぱいありますから。という意味では、非常にリアルな特集でした。

 ちょうど、ブーツからパンプスへ履き替える時期で、筆者も一足買おうと日々Amazonを眺めていたところだったので、とてもタイムリー。この特集でわかったことは、おおざっぱにいうと、「最近のパンプスはインソールがよくて履き心地がいいですよ」ということ。久しぶりにショップに行ってみようと思えました。

 ところで誌面では、6名の「働くドレスニスタ」たちが、実際にパンプスを履いて丸の内を走っています。その上で履き心地やパンプスの優れたポイントを挙げているんですが、その中に「TIME 4.11秒!」とか「TIME 3.71秒!」とか、それぞれの靴ごとに、履いて走った際の速さが書いてあります。これ、距離がわからないのがものすごく気になるんですが、それぞれの靴の速さがわかればいいってことなんですかね……。ところで、最近とてもスノッブになっている「DRESS」は、働く女性といえばやっぱりおハイソな「丸の内」なんですね……。この選択に、「DRESS」のプライドを感じてしまいました。

■唐突すぎる「インド企画」の惜しい点

 アクティブ特集第3弾、タイトルを見た瞬間、「おおっ!」と叫んでしまいました。「日本インド化計画」といえば大槻ケンヂ、筋肉少女隊です(筋少の方は「日本“印度”化計画」ですが)。だけど、ページをめくってみると、みうらじゅんといとうせいこうがイケメン仏像ランキングについて語り合っています。ああ……なんだ、大槻ケンヂはいないのか……。いえ、『見仏記』(角川書店)での2人の仏像愛は面白いんですけど、タイトルに曲名をかぶせるなら、元ネタの人物を少しでも登場させる遊び心があってもいいのに、とちょっと思ってしまいました。

 というわけで、ここから11ページにわたってインド特集が始まります。インド人の夫と結婚した流水りんこさん、門倉奈津子さん、インドジュエリーブランドを立ち上げた後藤仁子さんのインドに関するコメントや、茂木健一郎さんが「インド人のように物事の本質を見極めましょう」と教えてくれます。

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