本能寺跡地がとんでもないことに!! 原哲夫先生ミーツ信長な珍スポット「信長茶寮」に潜入
さて、仕方がないので、受付で参拝料だけ払って、地下への階段を下った。
階段から見下ろす、龍の大墨絵と本残・慰霊碑
ところでビルに入ったときから、ものすごい音量でロックな音楽が鳴り響いているのだけども、これはいったいなんだろう……。
その疑問はすぐに解消する。地下では角田信朗のPVが延々と流れているのだ。そしてそのテレビ画面には、もちろん原哲夫センセイの3Dアニメ。『花の慶次』をはじめとして、漢、漢な漢唄がガンガン垂れ流しである。
(左)轟、轟、轟、轟、発っ!
(右)漢が燃える~
この信長茶寮、実は「パワースポット」と言い張っている。まあ、昨今のパワースポット流行のせいで、なんでもかんでもパワースポットと言い張り、神社はご利益、良縁・縁結びと言い張り、そうすれば大挙して女子が訪れるという仕組みになっている。意外とここ、信長茶寮も女子の心もつかもうという姿勢なのかもしれないと思っていたが、この漢唄垂れ流しを見て悟った。ああ、ここで言うパワースポット、というのは、その土地やそこにある石や古木から放たれる目に見えない熱気のようなものとか、願いを叶えてくれる不思議な力、ということではなくて、漢、漢なマッチョなパワーが充満している場所、という意味だったのね!
信長茶寮の漢ムードを味わいたい方はこちら
「修羅の果てまでも」
「よっしゃあ漢唄」
昔の京都と今の京都の地図。興味深いんだけど、角田さまの歌声が大きすぎてまったく文字が頭に入らず。おりゃおりゃよっしゃあ!
え……っ。これ、出ていいの?
さてこの拝観料には、4階、3階を見学できるサービスがついている。30分ほど地下(っていうか角田信朗と原哲夫センセイ)を堪能したので、エレベーターで上階へ上がることにした。まずは4階だ。ここには城主気分になれる豪華絢爛な金の間・銀の間があるらしい。さて4階に着いた。
この「進んでいいのか不安になる」感じ、松尾大社の有料ゾーンですか? ていうか、エレベーターを降りていいのかも迷う城主気分っていったい……。
勇気を出して歩を進めてみると、ああよかった、信長さまが出迎えてくれました。よかった……! ここで合ってる!