サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由「ブス」と笑われた妻が不倫に走るまで コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 「ブスと笑われ、恋愛はゲームの中だけ」の妻が、気持ちいいセックスを婚外恋愛に求めるワケ 2015/01/24 16:00 婚外恋愛彼女が婚外恋愛に走った理由 ■恋愛シミュレーションゲームのような婚外恋愛 ボーイズラブのCDや同人誌などでセックスに対しての知識だけは豊富だったという恵美子さんは、「もっと気持ち良くなりたい、もっと愛されてみたい、と思ったのがきっかけ」で、軽い気持ちから出会い系サイトに登録した。 「出会い系サイトでは既婚者って本当にモテますよ。本当の年齢を書いても一時間で10通の連絡は来ますから。大量に来るメールのなかから厳選するときが一番幸せですね。『私、こんなにモテてるんだ!』って実感する瞬間です。こういうお付き合いを始めたのは半年くらい前から。もう、毎日本当に楽しいですよ!」 今お付き合いをしている男性も1つ年下の既婚者で、彼とは月に2~3回のデートをしているそうだ。恵美子さんカップルのデートは1日をたっぷりと費やす。昼前に待ち合わせをして、映画館やショッピングモールなどを回り、ランチを楽しんでからホテルへ行くのがお決まりだという。 「たぶん他人が見たら、普通のカップルか夫婦に見えると思いますよ。この前も手をつないで遊園地に行きました。即ホテルっていうことはありませんね、セックスだけの付き合いは望んでいないので、お断りしています。だって、セックスまでのプロセスもひっくるめて、“気持ち良くなる”ことじゃないですか?」 現在の彼も、最初の交際が結婚に発展したそうだ。だから「2人で気持ち良いことを模索中なんです」という。 「ご主人とセックスを追求することは考えないんですか?」と訊ねると、恵美子さんは眉間にシワを寄せて首を振った。 「ないですね。セックスってセンスだと思うんですよ。主人はセックスのセンスがなくて……照れ屋なのでダメですね。私も主人相手に甘えたりできないし、照れくさい。私が求めているようなロマンチックなセックスは、やはり家庭外でないと楽しめないです。そういう意味では不倫というよりも『婚外恋愛』と呼びたいですね。疑似恋愛ですけど」 まるでリアル恋愛シミュレーションゲームだ、と筆者は強く感じた。星の数ほど存在する男性から1人選び、自分色に染めてゆく恋愛ゲーム。あまりにもハイリスクで刹那的なゲームだと言われそうだけれど、恵美子さんの笑顔は終始キラキラと輝いていた。かつては「ブス」「デブ」と笑われ、自分に自信が持てなかったが、婚外恋愛によって、そのコンプレックスをはねのけたということなのだろうか。自信に満ちあふれた笑顔が、それを物語っているような気がした。 (文・イラスト/いしいのりえ) 前のページ123 最終更新:2015/01/24 16:00 Amazon 『恋が終わって家庭に帰るとき』 コンプレックスをはねのけたときの女は凄まじい 関連記事 アラサー“王子”とセックスした四十路の母ちゃんが語る、「不倫」が意味するものご近所から“昼顔妻”とうわさされる美貌のアラフィフが、若い男とセックスを買い続けるワケ“干支が同じ”上司とセックスした新卒男子、「恋愛でも不倫でもない」という地獄「愛撫なしのセックスが普通」箱入り主婦が長野博似の男に、お金をかけて会いに行く理由“初めての男”と同窓会で再会! 答え合わせのセックスに耽る母に、悲壮感が一切ないワケ 次の記事 今の「VERY」では異色の働き方 >