強烈な「デビューオーラ」の平野紫耀＆永瀬廉、不安さえも越えて抱く期待と“ドリーム感”

　対して、超人見知りで、身構える割りに、いったん心を許すと完全に安心してしつこくじゃれついたり、ツンデレしつつも、つい喜びでフリフリしてしまう尻尾を隠せなかったりする犬的な永瀬。2人ともボケである以外、見事にタイプが違う。

　さらに、この2人、ファンに向けて「仲良しアピール」をしないのも良い。永瀬が客席に背を向けてしまうほど平野ばかり見ている一方で、平野はときには番組中に永瀬の頭を舐めるなどの奇行を見せたり、かと思えば放っておいたりと、気ままなのだ。

　今、ジャニーズJr．ファンの間では、この2人に、社長のお気に入り・高橋海人、さらにそこに誰が加わるのかといったことがたびたび話題になり、期待と大きな不安を生んでいる。正直、関東ジャニーズJr．には現時点でもっと人気のJr．もいるし、Jr．時代にかなり人気のあったSexy Zone・中島健人、菊池風磨ですら、一般にはあまりブレイクしていない現状を思うと、疑問符がつくのも当然ではある。

　ただ、平野と永瀬の並びを見ると、単純に「世間に知られたら、どうなるだろう」という期待感は高まってしまう。現時点での人気とか実力とか、そういったマトモな計算は捨て置き、「大勢の注目を浴びたら、どんな風に輝くのか見てみたい」という期待感、ドリーム感がある気がするのだ。それって実はデビューに必要な最大の要素なんじゃないだろうか。
（田幸和歌子）

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