サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」大江アナがたいしたタマである所以 コラム 仁科友里の「女のためのテレビ深読み隔週報」 大江麻理子アナ“家事してない発言”に宿った、彼女がとんでもないタマであるゆえん 2014/09/28 16:00 大江麻理子女のためのテレビ深読み隔週報松本大 具体例を挙げよう。さまぁ~ずと大江で尺八屋を訪ねたことがある。その時の会話は以下の通りである。 三村「尺八、吹いたことある? 得意?」 大江「はい」 三村「尺八、うまいんだ」 大江「音は出ました」 三村「音が出るのは、すごい」 大江「最初から音が出るのはすごいと言われました」 三村「才能があるんだ」 大竹「ちゃんと音出せよみたいな」 そこまでいって、大江アナの表情がさっと変わり、テレビ画面には「気付いた」というテロップが流れる。大江が何に気付いたのかと言えば、さまぁ~ずの言う「尺八」が楽器ではなく、フェラチオだということだろう。大江は「何か今、変な空気が出ましたよ」とコメントするが、視聴者が一発でわかることを、出演者である大江アナがわからないわけはない。 この「気付かないふり」は、男性視聴者に大好評で、週刊誌には「大江の品の良さがかえって際立つ」という意味不明な賛辞が並んだ。大江は「セクハラです、とすぐに目くじらを立てるようなうるさい女でない」と男たちに認識されたのだ。 「気付かないふり」に加えて、大江は「できないアピール」もうまい。同番組において、大江は歌のヘタさと運動音痴ぶりを披露し、笑いを誘った。バラエティー番組の性質上、できるよりできない方が面白いのだから、大江の行動は正解である。加えて、できないアピールは、相手を油断させて余計な嫉妬を買わないという意味を持つ。 「(家事は)ほとんどやっていただいてる感じなので……」というのもその1つであり、結婚後の家事について聞かれた際の発言である。「ほとんどやっていただいている」の主語が誰か、大江は明かさない。夫の可能性もあるが、夫婦して多忙かつ、夫が資産家であるが故に外注している可能性もある。「お手伝いさんが」などと言って「金持ちアピール」をせず、かつ、家事をやっていないと「できないアピール」をするのが、大江のすごさであり怖さなのだ。 男にはセクハラさせてあげ、女には負けたふりをしてあげる。両方できる人はそういない。やはり、大江麻理子はたいしたタマである。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ12 最終更新:2015/02/10 17:25 Amazon 『麻理子の部屋 [DVD]』 なんとなく地味な女子アナが一番怖い? 関連記事 「同窓会禁止」「門限は21時54分」シャ乱Q・まことの妻への“束縛”は本当に愛なのか?『5時に夢中!』若林史江、「マツコに決して逆らわない」態度から見えてくる女の顔「乱れても吐かない」という泥酔スタイルに感じた、脊山麻理子の浅はかな優越感小保方晴子と壇蜜が教えてくれる、女の「無知と無欲」の使い用「下ネタ大好き、自称・非モテ女」の教祖・小島慶子が教えてくれる、女の真実とは? 次の記事 ジャニーズアンケートを実施中 >