[ジャニーズツッコミ道場]

内博貴は“ビッグマウス”系? ジャニーさん&野球エピソードに出た残念な持ち味

2014/09/09 16:00
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何事も大きく見せるのが舞台班の宿命だから……

 9月5日放送の深夜番組『まさかのタメ年トークバラエティー!ビックラコイタ箱』(日本テレビ系)にゲスト出演した内博貴。小学生の頃に在籍していたリトルリーグ時代のエピソードで、ダルビッシュ有と対戦したことがあると明かしたのだが、そのときに「ショボかったですよ」「あの時のダルちゃんは、よくマウンドで泣いてました」と発言。しかも放送後にダルビッシュ本人がTwitterで「小学生のときはキャッチャーでほとんど投げていない」「泣いてない」など内の発言を否定したことで、物議を醸すことになってしまった。

 内とダルビッシュの食い違う記憶にばかり注目が集まってしまったが、この日語られた、内のジャニーズ入所秘話も、結構な衝撃エピソードだった。

 ジャニーズ事務所のオーディションを受ける友達の付き添いとして会場に入った内。みんなが踊っているのをバカバカしいと思いながら、冷めた目で座って見ていた。

「みんなが汗だくになって踊ってるわけですよ、アホみたいに」

 そんな内を見つめていたのが、ジャニーさんだ。

「やんちゃだったんで、『何見てんねん、ジジイ!』みたいなの、言っちゃったんですよ」


 するとジャニーさんは「YOU何で踊んないの?」と質問してきた。内が、興味がない、踊りたくないと言うと、「おなかすいてる?」とジャニーさんが返し、それでそのまま中華料理を食べに行って、携帯を買ってもらったという。しかし、オーディションを受けていたほかのコたちは!? そしていきなり携帯!? 時々、ジャニーさんの突飛な行動のエピソードが語られるが、やっぱり今回も全然意味がわからない。

 当時の内は野球少年で、しかも反抗的なやんちゃ坊主。確かにジャニーさん好みである。そんな内にジャニーさんは入所しないかとアプローチするが、野球が好きだからジャニーズに入らないと返し続けた。あるとき、ジャニーさんに将来の夢を聞かれ、「甲子園に出て野球がしたい」と答えた1週間後。

 ジャニーさんからの電話で、「明日、甲子園に来て」と、内は甲子園球場に呼び出された。入口で手を振って待っていたジャニーさんに連れられて中に入ると、元阪神タイガースの真弓明信をはじめとした、レジェンドぞろいの豪華な顔ぶれがそこにいた。番組MCを務めるタカアンドトシのトシも、「(ジャニーさん)どんだけ力あるんですか!?」と驚いていたが、ジャニーさん、本気だ。

 そして、内はその面々と一緒に野球したのだが、そこで放ったジャニーさんの言葉が、「夢かなったでしょ?」。ちょっとゾクッとした。タカも、「そりゃ怖いよね」と言っていたが、ジャニーさん、怖ぇ。内、逃げ場なし。そして、内はジャニーズへ。

 内への入れ込みようがすごいジャニーさんだが、こうやってきたことが、後の未成年飲酒などの過ちにつながっていったのかもしれないと思うと、なんだか甘やかしすぎて育て方を間違った親の話を聞いているような気にもなる。


 ところでこの番組、タイトルにあるとおり同じ年生まれのタレントをゲストに招いてトークをするという主旨なのだが、この日は1986年生まれということで、内のほかに中村昌也も出演。この中村がまた、バスケが得意で中学時代に府代表チームのキャプテンをやっていたほどの実力だという。兄がプロバスケ選手で、その兄が高校時代に所属していたチームに勝ったこともあると言ったり、バスケを辞めてからもチームメイトから「オマエがおらな全国勝たれへん」と言われたとか、監督にもバスケに戻ってくるよう「オマエは10年に1人の逸材や」と胸にボールを当てられて言われたそうだ。しかし中村は、「俺からしたら、(ボールが胸に当たって)『痛い痛い』」と思っていたと語る。そんな語り口が、少し内に通じるものがあるように見えて興味深かった。

 内も中村も、2人とも実際にすごかったのかもしれないが、ビッグマウス「風」に感じられてしまうしゃべり方ではある。発言や行動で貧乏くじを引きがちなタイプなのかもしれないが、この年生まれの特徴なのだろうか。ちなみにジャニーズ内だと、KAT-TUN・亀梨和也(早生まれのため学年は1つ上)やNEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・横尾渉、A.B.C-Z・戸塚祥太、塚田遼一あたりが同じ86年生まれ。貧乏くじ派だろうか、どうだろう。
(太田サトル)

最終更新:2014/09/09 16:00
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ジャニーさんが内でそれなら、優馬やどつよも推して知るべし