大金を寄付し、宿敵にもチクリ

全米で人気のチャリティにC・シーンが挑戦、スマートな言動が絶賛される!

2014/08/20 18:15

 チャーリーは、『ハーパー★ボーイズ』をクビになる直前は麻薬や酒を乱用し、夜な夜なポルノ女優たちとドンちゃん騒ぎをしてリハビリ施設に入った挙げ句、問題発言や奇行を繰り返すようになりメルトダウンした。ハチャメチャでヤリたい放題していたのだが、長引く不景気で抑圧された日々を送っていたアメリカ人の多くが、チャーリーの奇行を痛快に感じて「トコトンやってくれ!」と支持。Twitterを始めて25時間後にはフォローワー数100万人を超えるなどの新記録を打ち立て、絶大なる人気を誇るようになった。

 チャーリーはバカばかりやっているわけではなく、クビになった番組の制作会社やチャックを相手取り損害賠償を求める裁判を起こし、1億ドル(約100億円)を受け取る示談を成立させており、12年から新番組『Anger Management』をスタートさせるなど仕事も順調。元妻たちとは、養育費や親権などで対立することも多いが、納得すれば気前良く金や豪邸を与え、自身は若い元ポルノ女優と婚約し、リッチな暮らしを送っている。

 セレブは税金対策のため、チャリティ団体に大金を寄付することで知られるが、チャーリーは税金対策など関係なく、純粋に善意の気持ちから寄付することで知られている。道で出会った難病の娘がいる警官にポンと寄付したり、税金が払えずピンチだったリンジー・ローハンを助けるために大金を渡したり、戦地で負傷した兵士のための医療センター設立の資金にと100万ドル(約1億円)を寄付するなど、これまで数多くの美談が伝えられている。この美談は第三者から明かされることが多いため、「黙って寄付するなんて男らしい!」とチャーリーの株は相変わらず高いままなのだ。

 今回の「アイスバケツ・チャレンジ」で、10万ドルをポンと寄付しながら笑顔で宿敵を刺し、「かっこいい!」とさらに株を上げたチャーリー。臨月のミラ・クニスとラブラブのアシュトンはすんなりと彼の挑戦を受けそうだが、養育費で元妻と対立するなど金銭面ではシビアなジョンが10万ドルの現金を頭からかぶり寄付するかは微妙。チャーリーのことを今でも憎んでいるチャックに至っては、なにもなかったかのようにスルーしそうだ。はたして3人は、チャーリーからの挑戦を受けて立つのだろうか?

最終更新:2018/07/30 18:08
こんな募金箱に寄付してはいけない (青春新書インテリジェンス)
ぶっちゃけ、寄付ってどこが正しいのかわらかんよね