プラム麗子のブラック恋愛道「BLACK MEN ONLY」vol.19

あそこのデカさは印象的! 英国紳士とベッドイン、これがイギリス流のセックスなの!?

2014/06/19 21:00
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Photo by Reiko.Plum

 皆さん、ごきげんよう。前回はイギリス紳士との初々しいデートについてお届けしたけど、彼の家に行くことになった話までしたわよね。今回は、いよいよクライマックスのお話よ。といっても、私のテンションはというと、「ヤってもヤらなくてもどっちでもいいや」って感じ。やっぱりブラック好きの私には、ホワイトっていうのはイマイチそそられなかったのかもしれないわ。それに、キスもヘタだったし!

 そういうわけで、とにかく、お台場デートから、某セレブ街の高級マンションへ向かった私たち。予想どおり、彼の家は2LDKのすっごい高級でオシャレな家だったわ。でっかいテレビにでっかいソファー。丸テーブルに、オシャレなキャンドルが並んでるの。もう、これぞセレブな家よ。彼、私を招き入れることを予定してなかったみたいで、玄関を開けて早々、散らかった部屋を急いで片付けてるんだけど、その間、私は女のいる形跡がないかどうか、一応探っておいたわ。短時間で局地的に漁ったけど、女の形跡はナシね。うん。

 その後、ソファーに座っていい感じになった私たち。もう、流れに押されて、いよいよヤる感じよ。ただ、私もソファーではイヤだったから、「ベッドルームに行こうよ」って。そして、いざセックスへ。ある程度、前戯が終わったんだけど、なかなか入れてこない彼。だから、私の方から上に乗って入れようとしたのよね。そしたら、彼が急に「ヘイ、ヘイ、ヘイ」って言うじゃない。あら、まだダメなの? ……あ、なーんだ、そういうことか。もう少し雰囲気を楽しみたいなら、そう促してくれればいいのに。それで、またしばらく楽しんだ私たち。そして、いよいよ入れようとしたら――。「待て、待て、待て」と彼。……何? なんなの? なんで入れたらダメなのよ!?

 思わず“ポカン”状態になっちゃった私。かといって、決して勃ってないわけじゃないのよ。ホワイトはよくアソコが柔らかいっていわれてて、彼も例外ではないんだけど、とはいえ、ちゃんと勃ってるし、サイズはむしろデカすぎるぐらい。あまりにデカイもんだから、私も試したくなったんだけど、あっちは「待って、待って」の一辺倒。なんだかわからないけど、なんと、どっちもイカないまま、初回はそれで終了。一体どういうことなの!? 何にもやってないのに!


『イギリスはおいしい (文春文庫)』