サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由傷心妻が家庭外セックスを求めた意味 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 10年片思いした友人の彼氏と結婚、しかし浮気発覚! 傷心妻が家庭外セックスを求めた意味 2014/06/03 19:00 婚外恋愛彼女が婚外恋愛に走った理由いしいのりえ (C)いしいのりえ 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃない? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。 愛し合って結婚したはずなのに、いつしか夫を男として、また夫も自分を女として見なくなってしまった。そんな悩みを持つ妻は少なくない。その次のステップとして、お互いに家族としての愛情を抱くようになれればいいが、家庭外に恋愛を求め、婚外恋愛に走る女もいる。 今回お話をうかがった「たった一度だけ、過ちを犯したことがある」と語る清香さん(仮名)は、10年の片思いを実らせて今の旦那さんと結婚。そして、ご主人の浮気が発覚してしまったという。彼女の断片的な遍歴を聞かされた時、漠然と私は、ご主人に浮気されて愛情を失くし、たった一度だけ婚外恋愛に走った女性ではないかと思った。 ■「早く別れろ」と祈り続けた10年間 清香さんの年齢は三十代半ば。華奢な体つきとパステルカラーのトップスのせいか、二十代と言っても通用するルックスだ。そんな見た目に気を配り、女であろうとしている彼女を見ていると、「もしかしたら、今後、婚外恋愛にハマってしまう可能性も」と、勝手な想像を膨らませてしまった。しかし、彼女の第一声は、私の予想をひっくり返すことになる。 「あの日の出来事なんて、恋愛でもなんでもありません。私が愛しているのは主人だけです。今までも、これからだって」 と、初っ端から、婚外恋愛であることを否定したのだ。そして清香さんは、「主人と知り合った頃の私を保っていたくて、見た目には気をつけています。自分が美人だとは思っていないけれど、せめてスタイルだけは昔と同じ体形を維持したいんです」と、ご主人へのあふれる思いを語りだした。 清香さんがご主人と知り合ったのは、大学1年生、18歳の頃だった。運動部に所属していたご主人は、長身で体育会系のマッチョ体形。日に焼けた肌で、いつも笑顔の男性という印象だったそうだ。 「坂口憲二さんのような雰囲気です。主人はいつも明るくて、自然と人を惹きつけるんです。知り合ってからすぐ、『この人だ』と感じました」 しかし当時ご主人は、「友人の彼氏」だったという。心の奥で、密かに今のご主人に恋心を抱きながらも、タイミングを狙っていたという。清香さんは、「早く別れろ、早く別れろ……そんなことばかり考えていました」と当時を振り返る。念願叶って、ご主人と友人が別れたのは、清香さんが28歳の時。友人が結婚を考えていた矢先、ご主人の浮気がバレてしまったことが原因だった。 「チャンス! とばかりに“既成事実”を作りましたよ。主人と私はもともと友人同士だったので、2人で飲みに行くこともありましたし……きっかけを作ることは簡単でした」 123次のページ Amazon 『婚外恋愛(メディアファクトリー新書)』 関連記事 モラハラ夫からの逃走、不倫、再婚へ! 「VERY」妻が語る、セックスなしの修羅場愛“干支が同じ”上司とセックスした新卒男子、「恋愛でも不倫でもない」という地獄「愛撫なしのセックスが普通」箱入り主婦が長野博似の男に、お金をかけて会いに行く理由アラサー“王子”とセックスした四十路の母ちゃんが語る、「不倫」が意味するもの「彼の奥さんの流産祈願に行きました」裏切られた女が、婚外恋愛を続ける理由