仲直りしたんじゃなかったの?

ヌード流出もあり得る? ジョニー・ウィアーの離婚劇が泥沼化

2014/03/24 18:00
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ジョニ子のパブリック・イメージが崩れそう

 銀盤の貴公子として世界中のフィギュアスケートファンを魅了してきたジョニー・ウィアーと、2011年に同性婚した夫で弁護士のビクター・ボロノフの離婚劇が、米マスコミから大注目されている。感情の起伏が激しいとされるジョニーは、ビクターに噛み付いたり物を投げるなどなりふり構わず、心身ともにダメージを受けているビクターは打ちのめされていると報道。しかし、ジョニーは離婚を発表する直前に結婚指輪をはめており、ビクターとの未来に心が揺れ動いているのではという見解を示すメディアも現れている。

 ビクターは結婚直前までゲイであることを隠していたが、結婚してからはオープンに語るようになり、ジョニーと見つめ合いながらイベントに出席するなど仲むつまじい様子を見せつけてきた。しかし、今月4日には、ジョニーがケンカの末ビクターを噛んだと被害届が出された件の裁判審理が行われ、2人揃って出廷。訴えは取り下げられたが2人はノーコメントを通し、ファンの間からは心配する声が上がった。

 19日にジョニーはTwitterで、「とても悲しいお知らせをしなければなりません。夫と私は別れることにしました」と離婚することを発表。「心がとても痛むけれど、彼が幸せになることを祈ってます」と気丈にコメントした。これを受けて20日、ビクターの危機管理マネジャーは、「ビクターは突然結婚生活が終わってしまったことにショックを受けています。トラウマに耐えている状態です」という声明を発表し、ジョニーが突然離婚を切り出し、ビクターを悲しみのどん底に突き落としたと批難した。

 このビクター側の声明に反論する形で、ジョニーは米芸能サイト「Access Hollywood」の取材に応じ、「結婚生活は、とても不穏で険悪なものだった」と激白。DV騒動について、「家族を支えるため世界中を飛び回り働く自分のライフスタイルを理解してくれず、泥酔して母親の悪口を言い始めたため口論になり、男の子だから取っ組み合いで、自己防衛の末に噛んでしまった」「警察を呼んだ彼は、到着した警官に真っ先に腕を見せた。その時、『あぁ、この人はワタシを傷つけることしかしない男なんだ』と思った」と経緯を説明。「最悪、(ビクターが)ワタシのヌード写真をネットに流出させるかもしれないわね。まぁ、完璧な裸体なんだけど」と言い放った。

 21日になると、米ゴシップサイト「TMZ」が、1月にジョニーがビクターの腕を噛んだ時の証拠写真を公開。小さいながらも傷は深く、ただの痴話げんかではないことが明らかになり、世間に衝撃を与えた。ビクターは同21日裁判所に駆け込み、「3月5日にジョニーに腕をぶたれた。そして、宝石や木製のロシア人形を投げられた」と訴え、ジョニーに対する接近禁止命令を取得。裁判官はジョニーに、「30分間与えるので、警察の立ち会いのもと、2人が暮らしていたニュージャージー州のマンションから私物を持ち出しなさい」と許可を与えた。ジョニーはすぐさま6人の警官とビクターの従兄弟を従えてマンションに入室。テレビセット2つ、エルメスのスカーフ、コスチュームなどを次々と持ち出し、ビクターと一緒にかわいがっていた愛犬も「ワタシのもの」とためらうことなく抱きかかえた。

 ジョニーが私物をかき集めていたとき、ビクターはまだ裁判所にいたが、愛犬まで持ち出そうとしていると知り、大慌てで帰宅。立ち会っていた警官が「ジョニーが犬を持ち出してもよい」と許可したため、ビクターは手が出せず、世話になっている例の危機管理マネジャーに電話をし、すすり泣きながら犬が連れて行かれるのを見送ったという。ちなみにこの犬は、2人が結婚後に迎え入れた「子どものような存在」の愛犬だったと伝えられている。


 ビクターが泣き崩れている頃、米ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」は、ジョニーが10年3月に放送されたリアリティ番組『Be Good Johnny Weir』で、背後からの全裸姿やパンツ一丁で「マッサージってセックスみたいに気持ちいいわよね。あぁぁ」と身悶える姿が披露されているとキャプション写真つきで紹介。ビクターが持っているヌード写真はこれ以上のものであることは確実であり、流出したらすごいことになるだろうと報じた。
 
 その後、「TMZ」は昨年9月29日にジョニーがビクターに送ったEメールの内容を公開。エルメスのバーキンに落書きされたことに腹を立てたジョニーが、「こういうことするなら、お願いだからもっと安いものにしてくれる?」「離婚した後、ワタシがどういう生活を送るのか気になんないのはわかってる。でも、バーキンやセリーヌ、シャネルのバッグには手を出さないで。(大手オークションサイト)eBayに出そうと思ってるんだから」とまくし立てているというもので、ビクターが嫌がらせをしていたこと、ジョニーの経済状態があまりよくないことが明らかに。

 「TMZ」は、ジョニーとビクターは以前より問題を抱えていたが、ストレスのない環境で仲直りしようと長期バケーションを計画していた。しかし、ジョニーがソチ・オリンピックの解説者の仕事を受けたため、バケーションが先延ばし先延ばしになり、「仕事の方が大事なのか」と決定的な破局原因になったとも報道。ビクター側がジョニーの弁護士に、「マスコミからインタビューさせてほしいと大金を積まれている。もし、弁護士費用など2万5,000ドル(約250万円)を払ってくれるなら受けないけど」と交渉を持ちかけているとも報じており、この数日の間に実にさまざまな情報が流れ出ている。

 発表されるまで離婚することを知らなかったと同情を集めているビクターだが、ジョニー側は離婚申請は2月12日にされており、知らなかったはずはないじゃないかと主張。ジョニーはソチにたつ2日前に離婚申請書に署名しており、オリンピックの間も結婚指輪をしておらず、その頃から心は決まっていたとみられる。しかし、ビクター側は、ジョニーが3月2日に開催されたアカデミー賞授賞式直前にビクターに贈ったという、「どんなことがあっても、無条件であなたを愛している」というカードを公開し、「これが証拠。ジョニーはビクターを騙して勝手に離婚手続きを行っていた」とあらためて主張しており、メディアも困惑している状態だ。

 アカデミー賞授賞式に登場したジョニーは結婚指輪をがっちりとはめており、自分はビクターのものだとアピールしている。ひょっとしてジョニーの心の中は愛憎が混じり合い、大きく揺れながら葛藤し、自分でもどうしたらよいのか迷っていたのかもしれない。本当は心の奥底でビクターを愛しているという見解を示すメディアもあるほどなのだ。

 今後、どちらが犬を引き取れるのかを含む審理が行われることになっており、長期にわたり醜い泥沼裁判が繰り広げられるのではないかと懸念されている。


最終更新:2014/03/24 18:31
『ジョニー・ウィアー自伝 Welcome to My World』
ジョニ子が金欠だなんて信じたくないわ!