サイゾーウーマンカルチャースポット女がエロメンで満たされる欲望 カルチャー 『PINK TOKYO』イベントレポート 「性欲を受け入れてくれる安心感」――女がエロメンで満たされる欲望とは 2014/03/21 16:00 AV男優エロメン一徹シルクラボ ◎「私の性欲」を拒否しないで 事実、エロメンの皆さんは、街ですれ違えば「えっ?」と二度見するであろうほどのイケメンだ。素人のイケメン枠を明らかに超えた存在感。ファンサービスも大変よく、嫌な顔ひとつせず、カメラを構えるこちらに優しい眼差しを向けてくれる。しかしアイドルや俳優など、イケメンの“プロ”はエロメンのほかにもたくさんいる。なぜ、彼女たちはその中でエロメンにハマるのか? 会場でファンに聞くと、「カッコいい」だけでなく「安らぐ」といった声が聞かれたのが面白い。エロなのに、そこにあるのは興奮や劣情ではなく「安らぎ」。また、エロメンファンのブログやSNSでは、彼らに対して「受け入れてくれる」という言葉を使っているのも目立つ。 エロメンが受け入れてくれるものとは、女性の性欲そのものではないだろうか。彼らは、女性に性欲があることを、気持ち悪がらないで見てくれる、そして、そのことを女性もあらかじめわかっている、初めての男性だ。 もちろん、女に性欲があることは男もわかっている。AVに痴女ジャンルがあることもその1つだが、そこで表現される女の性欲は、男から見てそそる女の性欲の枠を出ていない。女のための性欲は、男性はむしろ引いてしまう、未知の、恐ろしく、できれば知りたくないものなのではないだろうか。お母さんに性欲があるなどと思いたくないように。そして、女性側も「男性に自分の性欲をドン引きされたらどうしよう」「気持ち悪がられたらどうしよう」と過剰防衛し、怖がっている部分があると、自分を振り返っても思う。 「女にだって性欲くらいあらぁ」を体現したエロメンの存在は、女性の願いをかなえている。それは、性欲・セックスよりも、その周辺を含めた大きなストーリー、受け入れられた安心感や、ときめき、胸キュンを含んだものだろう。エロメンというブランドや、カジュアルさ、またエロメン各氏のスター性によって、今一気に女性向けAVが浸透しつつあるのを、有明の熱気で知った。 (石徹白未亜) 前のページ12 最終更新:2014/03/21 16:00 Amazon 『安心 2014年 03月号 [雑誌]』 すんごい自慰しても受け入れてくれそうな安心感 関連記事 女だらけのAV男優イベント開催! "エロメン三銃士"の登場に狂喜乱舞!年下童貞のプレイはお任せ! エロメン・ムーミン君に密着取材♪女性向けAVでファン急増! "エロメン"月野帯人くんを独占取材♪エロス的女子会『エクスタシーサミット』に潜入! え、緊縛も!?女性向けエッチ動画で「お尻の穴を責められた」!“エロメン”倉橋大賀くんに密着取材♪ 次の記事 小栗旬の桃太郎がかっこよすぎる! >