サイゾーウーマンコラム松岡修造、オリンピック中継の妙技 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 松岡修造、選手以上のコンディションで見せた、オリンピック中継の妙技 2014/02/14 21:00 週刊ヒトコト斬りオリンピック坂上忍松岡修造佐村河内守 『ソチオリンピック2014』(テレビ朝日系)公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎いつでも修造! オリンピック。それは松岡修造の活動期。今回もテレ朝のメインキャスターを務める彼は、「ソチを呼んでみましょう。どうですか現地は?」と呼びかけると、昼だろうが夜だろうが真夜中だろうが朝方だろうが、いつでも必ず出てくる。24時間スタンバイ。そしてどの選手よりも常に一番いいコンディション。テンションもK点越えだ。モーグル女子の決勝の中継で、CM明け、画面に映り込んだADを、「だ、へッ、たッ」と、野良猫にやるように奇声を上げて追い払っていた。もう演者の域を超え、フロアDの役割まで果たしているのである。そのうち、カメラも中継も編集も全部1人でやり出すかもしれん。五輪以上の大車輪。梅に鶯。柳に燕。牡丹に唐獅子。修造にオリンピック。日本に根差した風景が、ここにある。 ◎有吉化を強要される男 坂上忍ブーム来たる。それは別にいいんだが。出しゃいいってもんじゃねぇだろってくらい出すよな。特にフジは、『笑っていいとも!』の後番組の件もあるから牽引に必死。だからってあの『火スぺ! 冬の京都を辛口さんぽ』はないだろう。何もかも『有吉くんの正直さんぽ』の丸パクリ。ま、同じ局でパクりってのも何なんだが。「こらこら、大人なんだから」「もー、バチが当たりますよ」なんていうナレーションの被せ方から、ゲストのチョイスまで、もう完全に「正直さんぽのあの感じでひとつ」が丸出し。行った店まで同じだった。「この祇園フォンデュっていうのください」ってくだり、前に見たもん。 出演してたデヴィ夫人は、『有吉くんの正直さんぽスペシャル』の京都ロケにも出てたもんで、嵐山の猿園で「モンキーパーク? 有吉パークに変えたら?」と、終始完全に有吉の番組だと勘違いしていた様子。祇園の高級料亭では、ひとり畳の縁ずっと踏みっぱなしでおしゃべり。お里が……。 暴力、暴言、選挙違反、畳の縁踏み、何をやってもテレビに出続けられるデヴィ夫人。BPOもクレーマーも手が出せない、これぞ本当のスターということなのか。それとも、単なるテレビ界のおみそなのか。デヴィ夫人……。この人、最期どういう感じになって終わるんだろう。最期て。 ◎終わらない佐村河内ショック まだまだ続く佐村河内ショック。つーか、よく今まで表沙汰にならなかったな、というエピソード満載。近々会見にも出てくるらしい。よく出るなぁ。楽しみだなぁ。 しかし、このままいってたらヘタすると、「東京オリンピック開会式音楽プロデュース」なんて話になってたかもしれん。そう考えると、佐村河内ショックの今、一番ホッとしてるの、久石譲なのかもしれないなぁ。正味の話が。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 最終更新:2019/05/22 16:34 関連記事 「サムラゴウチ」を生み出してしまった、我々の歪んだ欲望とは?「万能細胞」発見の女性研究者に予期する、意外なもう1つの才能とは?楽天優勝、マー君フィーバーにあらためて思う、“良妻なし”ダルの偉大さやりすぎた? 木村拓哉のニコンのCMから漂うアノ人の影あの休日について、アンタッチャブル山崎弘也がいま語るべきこと 次の記事 ブリ、口パクを立証する動画が流出 >