サイゾーウーマンコラム熊切に教えたい、里田まいの「沈黙力」 コラム 【連載】芸能人夫婦百景 熊切あさ美に教えたい、田中将大投手の妻・里田まいの「沈黙する」という力 2014/02/11 15:00 里田まい田中将大熊切あさ美芸能人夫婦百景 交際相手と結婚したいと願うのは当然のことだが、伝統の世界や、億単位を稼ぐスポーツ選手など、女性の社会的地位を明らかに押し上げる結婚の場合、相手の男性だけでなく、その周辺にも気を使う必要がある。ぺらぺらと内情を話すと、ただでさえいい印象を持っていない周辺に「出しゃばり」「野心家」「外堀を埋めて結婚しようとしている」と攻撃のチャンスを与えてしまい、「だからあの女はやめておけ」という結論を導いてしまうのだ。そして、こういう名門や高収入男性は、驚くほどの素直さで、親や周囲の言う事を聞き入れてしまうことを忘れてはならない。その点、やはり里田の「沈黙力」は目を見張るものがあったいうわけだ。 結婚後も、里田の「沈黙力」は発揮され続けている。「内助の功」を自認する女性たちは、口を開けば夫の話、また夫への過剰な感謝(○○してくれて、ありがとう、が代表例)ばかりを語るが、里田のブログにはマーくんは登場せず、暮らしぶりを自慢するかのような記述もない。浮ついたところが、まるでないのである。 ステイタスの高い男性との結婚は、独身女性の永遠のあこがれだろう。しかし、里田は教えてくれる。結婚とは我慢である、と。それは、夫のために自分を殺すという意味もあるが、もう1つ、自慢欲や愚痴欲を封印することを意味する。名門や稼ぎのいい男性には変わり者が多いので、予想外に傷つけられることもあるだろうが、悔しいことがあっても、独身時代のように、その愚痴を友達に漏らすことすらできない。なぜなら、夫婦の内情は他人にはわからないので、「あれだけ稼いでいるんだから、それくらい我慢しなよ」「嫌なら離婚すれば?」と嫉妬まじりで返されるのがオチだからだ。 全てを手に入れられる結婚はない。ステイタスの高い男と結婚し、我慢をしつつ、嫉妬を買わないように暮らすか、人にうらやましがられない男と結婚し、時に友達に愚痴をこぼして気楽に暮らすか。どちらが幸せかを決めるのは、もちろんあなた自身である。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ123 最終更新:2019/05/17 20:26 Amazon 『里田まい with 合田家族』 数年前は、misonoを背景に背負ってた女だったのに!! 関連記事 川島なお美の夫への異常な嫉妬と過干渉に見る、「少女病」という悩ましい病「結婚とはあきらめである」を体現する、市川海老蔵の良妻・小林麻央のB級力女を病ませる「結婚してもらえない」問題、菅野美穂が用いた“プチ圧力”のススメ「ガサツ妻であり続けること」北陽・虻川美穂子、シェフ夫との離婚回避策を考える上から目線の女優妻・小雪から浮かび上がる「幸せな結婚に理想の夫探しは無意味」説 次の記事 宇多田ヒカルの婚約者の言葉に泳がされた、日本取材陣の失態 >