サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「CLASSY.」女子がボランティアに目覚めた? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」2月号 事件! 「CLASSY.」の着まわし企画にボランティア女子が登場 2014/01/07 16:00 女性誌速攻レビューCLASSY. ■「CLASSY.」がボーイッシュにこだわるワケ 続いて「冬もボーイズカジュアルで行こう!」を見てみましょう。以前「CLASSY.」におけるコンバース依存とボーイッシュコンプレックスについて指摘しましたが、今月号も“こなれカジュアル”とともにボーイッシュなアイテムの着こなし指南が繰り広げられました。読者が選ぶ好きなコーディネートでも、上位にランクインされるのが、この「ボーイズカジュアル」なのだそうです。 ニットキャップ、デニム、スニーカー、ダッフルコートなどのアイテムをラフに着こなし、「CLASSY.」と最も縁遠そうなスケボーを抱える無造作ヘアのモデルたち。これこそが「CLASSY.」女子たちが憧れるこなれスタイル。髪は巻かずにいられないくせに、スケボーとか絶対やらないくせに……どうして彼女たちは苦手なボーイッシュスタイルにこだわるのでしょうか。 そのヒントが、次ページの企画「2014年の抱負別“願いが叶う”セット買い」にありました。「彼氏が欲しい!」を叶えるコーディネートが、まさに「チェックシャツ×ニットキャップのセットでヘルシーに男のコウケ!」。この組み合わせなら「親しみやすい笑顔で彼との距離が急接近!」とのことです。さらに「結婚したい!」を叶えるコーディネートには、「マキシSK×トートバッグ×ペタンコ靴」とありますので、まずはボーイズカジュアルで敵をおびき寄せ、ナチュラル系ホームウェアでガッチリ捕獲するという算段なのでしょう。ボーイズカジュアルとは、結婚に前のめりな女子を怖がりがちな男性諸氏に「大丈夫だよ~、怖くないよ~」と訴えかける仮装とでも申しましょうか。鳴かぬなら、とりあえず履こう、コンバース。 しかし、かき上げたようなクシャクシャヘアにニットキャップ、まくり上げたシャツの袖からゴツめのブレスレット、足元は履き慣れたコンバース……最近の「CLASSY.」がゴリ推すこなれたボーイズカジュアルがイマイチ浸透していないことをさりげなく教えてくれたのが、「オシャレ読者のコートSNAP!」でした。がんばったニットキャップの下はクルンクルンのロングヘアだし、誰一人としてスニーカーなど履いていません。どんなにカジュアルの風が吹こうとも、「CLASSY.」の保守地盤はそう簡単に揺るがない。はやりのスタジャンにサングラスを引っ掛ける巻き髪女子を見ながら、そんなことを思った次第です。 (西澤千央) 前のページ12 最終更新:2014/01/07 16:21 Amazon CLASSY. (クラッシィ) 2014年 02月号 [雑誌] ボランティアは自意識過剰の最たる分野だからね! 関連記事 ジュエリー、時計、腹巻き? 欲望のジングルベルと防寒グッズにまみれの「CLASSY.」攻撃的なファッションで僕を傷つけないで……「CLASSY.」のコンサバを支える繊細男子想像してください、「CLASSY.」女子が結婚のために踵を削り、指毛を抜く姿を!「CLASSY.」のベタな設定は、シチュエーション萌えしたい男女の現れ?「CLASSY.」が「結婚できる服」特集を黒歴史として扱っている! 次の記事 安彦×神林×大久保の年明け放談 >