「風水」「半沢直樹の妻」「3歳児神話」を推奨!? リアリスト「VERY」が大迷走!
このところ、「VERY」(光文社)が社会性や知的さを重視しているというのは、以前から何度もお伝えしていますが、なんだかそれが鼻についていました。その筆頭は、「月刊ウェブジャーナル」を連載しているクリス‐ウェブ佳子さんでしょう。今月でも、ジェンダー問題に対して、日本の離婚率の割り出し方の罠を説明しながら切り込むという記事を書かれていました。家庭という基盤があり、オシャレで美人で、その上、知的好奇心があるとかズルすぎないか、キー! となってしまいました。はい、完全に嫉妬です。もしかしたら、「VERY」の思うツボなのかもしれませんが。
<トピック>
◎月刊ウェブジャーナル
◎結婚○年目の理想とオシャレ
◎オシャレで目立ってるモードマザーが街をゆく
■伝統芸「愛され妻」特集が炸裂!!
最近「VERY」を読んでいても、伝統芸である「旦那のいる私は美しい路線」でマウンティングされる記事も少なくなり、なんだか悲しいとさえ思っていました。
ただ、今月は「結婚○年目の理想とオシャレ」という特集が、そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれました! この特集は、結婚して何年目かもわからなくなってしまい、マンネリ化して空気のようになってしまった夫婦関係をオシャレで変えようという企画です。「女として褒められたい!」という「VERY」妻の声が聞こえてきそうです。
さて、結婚1年目、3年目、5年目、7年目、10年目と順を追ってページを見てみると、1年目のページには「目指すは半沢直樹の妻!?」なんて言葉が踊っています。1年目はとにかく「旦那様を支える妻としての自覚が必要」とのこと。「旦那様が寛げる居場所を意識して作る」とか「旦那様の出世の運気はリビングの窓から入ってくる」「旦那様の器を大きくするためにも、大きなお皿に余裕を持った盛りつけを」など、1年目妻に向けたメッセージは、『半沢直樹』(TBS系)とスピリチュアルのごった煮状態です。
また3年目は、「慣れてきたからって油断はせずに女力をUPして緊張感を保ちましょう」とのこと。しかし、花柄やピンクのパジャマを着ると、旦那様の生気が萎えてしまうから避けましょうとも書かれています。