トム・クルーズに新恋人の報道も、広報は「女性と話せるようになったばかり」

　世界的ハリウッドスターのトム・クルーズが、3番目の妻ケイティ・ホームズから突然三行半を突きつけられたのは、昨年6月のこと。離婚はスムーズに成立し、シングルマザーになり女優の仕事を増やしたケイティは、明るく美しくなったと評判で恋のウワサも多い。しかし、誕生日の5日前に別れを告げられたトムの心の傷は深く、激やせぶりや老けっぷりばかりが報じられ、ファンを心配させるようになった。

　ケイティとの離婚後は、キャメロン・ディアスとのデートを報じられたり、サイエントロジー信者である黒人美女モデルのジェシカ・ホワイトと恋仲になりそうだと伝えられるなど、新恋人に関するゴシップが流れたが、トムはその都度きっぱりと否定。女優ヘザー・ロックリアと大御所歌手シェールが立て続けに、「トムは最高の恋人だった」「あの笑顔にノックアウトされた」と大昔の話をして持ち上げてくれたため、辛うじて“ハンサム中年”のイメージはキープできているものの、最愛の娘に会えない寂しさからかめっきり老け込んでしまい、トムが心酔するサイエントロジーが心配して再びデートのお膳立てをするのではないかとウワサされるようになった。

　しかし、ここにきて新たなロマンスが浮上している。英ファッション芸能誌「Grazia」は、今週発売した最新号で、トムと女優のローラ・プレポンがロサンゼルスのマノ・ホテルのレストランで、ディナー・デートを楽しんだと報道。消息筋によると、「トムはローラが好きなビンテージ・カーで彼女を迎えに行き、1979年産のビンテージ・ボトルをテーブルの上に用意した。2人はレストランで3時間過ごしたが、終始笑い、冗談を言い合い盛り上がっていた。トムは彼女にメロメロで、誰の目から見てもウキウキしていてうれしそうだった」「2度目のデートも同じレストランで、今度は日曜日のブランチを楽しんだ。その数日後に、ローラは、ジョン・トラボルタが自宅で開催したディナー・パーティーにトムを同伴した」とのことだ。

　ローラは、ドラマ『ザット’70sショー』でブレイクした女優。2007年に雑誌のインタビューでサイエントロジー信者であることを告白し話題になったが、その後もテレビドラマなどを中心に活動を続け、女優としてのキャリアを着実に積み上げている。

　「Grazia」は、「トムとローラは、サイエントロジーを通して知り合い、友人として接してきた。しかし、彼女が出演している新作テレビコメディ『Orange Is the New Black』を見て、キュンときてしまったんだ。だから、思い切って彼女をデートに誘ったのさ」という消息筋の話も紹介している。

　トムが、落ち着いた雰囲気のローラと交際しているというこのスクープを、アメリカのメディアは好意的に報道。しかし、米ゴシップ芸能サイト「RumorFix」がトムのスポークスマンに取材したところ、「この報道は事実ではない。マノ・ホテルでデートなんてしたこともない」とバッサリ否定。スポークスマンは、米芸能誌「US ウィークリー」の取材に対しても、「催しなどで一緒になることはあるが、デートはしていない」と述べた上で、「（心配しなくても）またトムはデートするようになりますから。女性と話をするようにもなっていますし」と語った。

　アメリカは今、感謝祭ホリデーの真っ最中。米ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」によると、ケイティは28日、スリを連れて彼女の両親や兄弟家族らが住むデトロイトに飛んだ。プライベートジェットではなく、一般旅客機のファーストクラスを利用したとのことで、目撃者によると、折に触れてワガママ娘ぶりが話題になるスリは、とても行儀よくいい子にしていたという。スリは昨年の感謝祭をトムと共にロンドンで過ごしたが、今年はケイティと彼女の家族でにぎやかに過ごすとのことだ。

　毎年11月の第4木曜日に祝う感謝祭は、日本のお盆や正月のような「家族が集まる重要なイベント」。離れ離れになっている家族が集まり、お互いの近況を報告し合いながら、七面鳥の丸焼きを食べる家庭が多い。感謝祭の翌日は、「ブラック・フライデー」と呼ばれる大セール日で、皆で買い物に繰り出せるお楽しみデーであり、そのため、このホリデーを1人で過ごすのはとてもつらいとされている。もし、トムがローラと付き合っていれば、お互いの家族に紹介する絶好の機会であり、一気に関係が深まったであろうが、「やっと女性と話せるようになった」という状態のトムには、そんなことは無理だろう。来年こそは、トムの私生活が充実する年になるようにと、祈らずにはいられない。