村上信五、綾野剛、勝地涼――戸田恵梨香「あげまん説」に待ったをかける人物
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第194回(10/22発売号より)
ユニクロのサービス残業などの実態を告発した『ユニクロ帝国の光と影』(横田増生著、文藝春秋刊)に対し、事実無根だとして2億2,000万円もの損害賠償を求めた裁判で、ユニクロ側が敗訴した。ブラック企業が社会問題化している中、サービス残業の実態を認めた画期的で順当な判決だと思う。そもそも豊富な資金にあかして、2億2,000万円という常識ハズレの損害賠償を起こす傲慢さこそが、消費者に反感を買われるだろうことをわかっていなかったのか。ユニクロ帝国の“陰”が認定された。
1位「中森明菜『断絶18年』家族の絆を引き裂いた『母の死』と『“骨肉”金銭トラブル』!(「女性自身」11月5日号)
2位「“前髪クネ男”こと勝地涼 戸田恵梨香『尽くすけど求めない』ポリシーに隠された“あげまん力”」(「週刊女性」11月5日号)
3位「『福島原発』沖の“密漁魚”が『産地偽装』で出荷されている!」(「女性自身」11月5日号)
※「女性セブン」は合併号休み
これまでも何度か中森明菜の現状を追ってきた「自身」。1カ月ほど前にも、明菜の父親に直撃し、明菜の小6だった“姪の娘”が亡くなったこと、妹も交通事故に遭い大ケガをしたこと、そして明菜とは「去年の正月に会った」ことなどを報じていた。
しかし今回「自身」の取材を受けた父親は、「去年正月に会った」ことは嘘で、実際には18年前の明菜の母親の葬式以降、今まで音信不通だったと告白したのだ。18年間――それは家族にとって途方もない時間だ。
だが興味深いのは、父親が「18年間の空白」を告白した理由だ。というのも、「自身」が1カ月という短期間の間に、2回も父親を直撃したのには理由があったからだ。
「自身」によれば、10月中旬、編集部に明菜の親族を名乗る女性から電話がかかってきたという。女性によれば、明菜とは18年間音信不通だが、家族全員、高齢になった父親が元気なうちに明菜に会わせたいと強く望んでいる。そのため家族の中には所属事務所やレコード会社に伝言を頼んだりしたが、返信がない。家族の本当の気持ちを明菜に伝えたい、ということらしい。そこで明菜の情報を掲載しているマスコミにすがった、そんな切羽詰った理由だったのだ。