“貝殻ビキニ”武田久美子姐さんの本で、43歳ゲイのBODY&SOULに喝!
私はこの事例をバスケの「3点シュート(遠い位置から決めたシュート)」になぞって「3点シュートゴマキ」と命名した。「こんな遠い場所から得点を狙うなんてムリだよ……」とあきらめたらそこまで。シュートを打たなければ点は取れないのだ。そしてふと、私の頭にヴィクトリア・ベッカムが浮かんだ。正直、「あれ? 美人扱いになってるけど……犬顔じゃ……」というこちらの疑惑を一蹴するかのような、あの「私は美人です! オーラ」。彼女は「3点シュート美人」だなあと、畏怖の念が湧いた。ダンナであるベッカムも、彼女の強力なシュート力に惹かれたのかもしれない。さしずめ、外国顔に憧れて、実際に海外で優雅に暮らす久美子姐さんは「3点シュートセレブ」だ。
女が美へと近づくためには「美容」だけが必要なものではない。「憧れ」や「渇望」、そして「思い込み」も大事な原動力になるのだろう。言うなれば「気合」というヤツなのかもしれない。代謝が落ちたからと、週5でバレエ教室に通う久美子姐さんは、まさに「気合の鬼」だ。そのガッツがある限り、姐さんが美の舞台から降りることはないであろう。やはり女は「自分はこうありたい」or「あり続けたい」という明確なビジョンを持つことが大事なようだ。そうとなれば、私も見習わなくてはならない。すかさず、机の前の壁に安田成美様の写真を飾った。成美様の浮遊感あふれる歌声をいつでも聞けるように、iPhoneに全曲取り込んだ。いつかキメるぜ「3点シュート成美」! 気合だっ!!!
アニマル浜口っぽい締めになってしまったが、最後に告知を。安彦麻理絵さんの新刊『オンナノコウフクロン』(イースト・プレス)の発売記念イベントが開催されるのですが、そこに私もゲスト参加することになりました☆ 田房永子さん、吉田潮さんも参加する特濃な女サミット!! 腹割りトークの嵐となること確実なこのイベントは、10月16日(水)に阿佐ヶ谷Loft Aにて開催されます。みなさまの御参加をお待ち申し上げます。楽しみ~☆
大久保ニュー(おおくぼ・にゅー)
1970年東京都出身。漫画家。ゲイの男の子たちの恋愛や友情、女の赤裸々な本音を描いた作品を発表。著書に『坊や良い子だキスさせて1』(テラ出版)、『東京の男の子』(魚喃キリコ、安彦麻理絵共著/太田出版)などがある。
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