おばあちゃんの自己顕示欲!

4億円のオファーもあったのに、K・ウェストが愛娘のお披露目に意外な場所を選んだ理由

2013/08/26 16:30

 そんなカニエが、ノースのお披露目場所として選んだのは、不仲とウワサされているクリスが司会を務めるトーク番組『Kris』ファーストシーズンのフィナーレだった。

 7月15日にスタートした『Kris』は、トーク番組の司会者になることを長年夢見てきたクリスにとっては、ぜひとも成功させたい番組。ファーストシーズンの6回はテスト期間であり、視聴率次第でセカンドシーズン続行の可否が決まる。全米から注目されるカーダシアン家女帝の番組なのだから高視聴率は間違いと思いきや、「キムの子を出す」と宣言しておきながらスタッフの赤ん坊を抱っこして登場したりしたため、視聴者から総スカンをくらい、回を重ねるごとに視聴率は低迷。このままだと打ち切り必至だとみられていた。

 そんなクリスを救うべく、カニエはゲスト出演することを決意。おまけに、愛娘の顔写真を公開したのである。23日に放送された『Kris』でのカニエとクリスの対談は微妙な空気が流れたものの、カニエが「おばあちゃんの(トーク番組の)シーズン・フィナーレがいいんじゃないかと思って」と言い、クリスが「あらぁ、うれしいわぁ」と満面の笑みを浮かべると、客席から割れんばかりの拍手と大歓声が湧き起こった。カニエが「ベイビー・ノースの写真を持ってくることがね」と、あらためて娘の顔をお披露目することを宣言し、クリスの番組ロゴである「Kris」という赤いアルファベットの上に小さめの写真が登場。カーダシアン家の血が濃く表れている美形の赤ん坊であり、客席からはため息が漏れた。クリスは、「なんてかわいらしいんでしょう! ゴージャスなベイビーだわ!!」とシワひとつないキムにそっくりの顔で満足げに言い、勝ち誇った表情だとネットで話題になった。

 実はカニエは今月10日に祖父を亡くしており、17日にオクラホマで執り行われた葬儀にはキムとノースを同行させている。98歳で大往生した祖父をカニエはとても大事にしており、今年初めには妊婦のキムをオクラホマに連れて行き、紹介していた。祖父を尊敬し愛していたカニエだけに、娘にとって祖母に当たるクリスの番組でお披露目することが理想だと思ったのかもしれない。なお、カニエとノースのおかげで、クリスの番組の視聴率は上々だったと報じられている。

 長女コートニーはモデルの男から親権裁判を起こされたり、三女クロエは夫ラマー・オドムの浮気やコカイン中毒に悩み苦しんでいると伝えられたりと、スキャンダルに見舞われ続けているカーダシアン家。クリス自身も夫のブルース・ジェンナーと不仲だとウワサされており、ネタの宝庫とされているが、今回『Kris』でお披露目されたノースの写真は、そんな汚いスキャンダルを忘れさせてくれるくらい愛らしく、ネットでは「まるで天使」だと絶賛されている。「孫まで金儲けに使うのか」とクリスの思惑を汚いと批難する声は多いが、カニエに対しては「よくやった」「頑張った」「嫌いなのに、最愛のキムの母だからと助けたに違いない」と評価する声が多い。


 カーダシアン家とは距離を取りたがっていると伝えられてきたカニエだが、祖父の死をきっかけに一族との絆を深める決心をしたのか、娘のお披露目を機に今後は距離を置こうと思っているのか。カニエとカーダシアン家の関係が、ノースの存在によってどう変わっていくのか、注目したい。

最終更新:2015/04/29 00:32
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