サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場東野幸治、祭り上げるNHKに照れまくり 芸能 [TVツッコミ道場] 「僕の話、聞いてました?」東野幸治、NHKに盛り立てられて照れまくり 2013/08/15 16:00 NHKTVツッコミ道場スタジオパークからこんにちは東野幸治 『あらびき団リバイバル公演初回限定 BOX』/よしもとアール・アンド・シー 「芸能界入って25年以上ですけど、やっとここまできました」 なんだか苦節○年な、歌手や俳優みたいな言葉だが、これ、8月2日放送の、NHKのトーク番組、『スタジオパークからこんにちは』に出演した東野幸治が、トークの冒頭に放った言葉だ。 番組MCの伊藤雄彦アナにも言われていたが、トーク番組のゲストというのが珍しい東野。「自分の話も照れくさいもんですし」と、理由を語る。その人物の核心を見抜く力のシャープさは、東野と有吉弘行がツートップだと思っているが(東野のそれが存分に発揮されたのが、TBS系『あらびき団』だったかと)、そんな東野なだけに、トーク番組で自分を語るという行為は、「照れくさい」以外の何ものでもないのかもしれない。 だから、観覧客に「感じよく」手を振った直後、 「『あ、オレ偽善者や』と思いました」 と言う。これが東野だ。伊藤アナもそんな東野を、 「目が笑ってないです」 と、指摘する。こういうところも有吉と共通か。冒頭の「やっとここまで」発言も、いかにも大した気持ちがなさそうで、そこを笑いにできるバランスがうまい。 今回は、自身がMC を務めるNHKのクイズ番組『国民総参加クイズSHOW! QB47』の番宣を兼ねた出演ではあるのだが、東野の「笑ってない目」は、「NHKのバラエティ」という、独特の空気を冷静に観察していた。途中、何度も「新鮮」だと口にして、 「静かなベテラン初老のカメラマンが、僕をニヤニヤしながら撮ってる感じがなんか楽しくて」 と、日頃出演している民放バラエティと違った空気感を指摘。 「大体こんなこと言うと、(民法では)初老のカメラマンを誰か抜くんですけど」 なるほど。確かに別のカメラでその「初老のカメラマン」が抜かれ、スタッフが爆笑するようなカットはいかにも想像できる。 「誰も(カメラマンのカットを)抜かないNHKのちゃんとしたところが、僕はいいと思います」 簡単に想像できるぐらいの作りは、安易でもあるということか。東野の照れくささからくるツッコミは、続く。東野の人気が出たきっかけとして、かつての大人気関西ローカル番組『4時ですよ~だ』(毎日放送)を、アシスタント役の米田弥央が紹介している途中で、 「ダウンタウンさんの大きな傘の下に、我々がちょこっと入って」 と、あくまでもこれはダウンタウンの「伝説の番組」であり、自分や今田耕司、ほんこん、板尾創路などは、ダウンタウンありきの存在だったと強調する。どこまでもへりくだる東野。そこへ、米田が 「お笑い界に東野さんが革命を起こしたという証言をですね」 とさらに大仰に語る。 「ちょっと待ってください。あの、僕の話、聞いてました?」 進行を止める東野。へりくだりたい東野なのに、伝説やら革命やらで真面目に盛り立てられてしまい、「照れ」を増幅させていく感じがまた、面白い。 「NHKさんの悪いところで、台本通りにいこうとしすぎですよ」 という東野だが、一連の指摘に、 「はい待ちます」「聞いてました」「ごめんなさい」と、いちいち即座に肯定する米田も、それはそれで面白い。そんなこんなでエンディングだ。視聴者からの質問にいくつか答えた後で、 「そんなにアップにしなくて結構ですよ、気色悪い顔ですから」 と、自虐的に言いながら、残り数秒で、 「最後、お茶飲みます」 と、お茶をストローで飲む顔で終了。最後まで、「照れくささ」と戦う東野さんでした。 (太田サトル) 最終更新:2013/08/15 16:00 Amazon 『あらびき団 リバイバル公演 初回限定BOX NHKの御輿ほどわかりやすいもんはない 関連記事 東野だけじゃない! 凶暴な嫁に頭の上がらない芸人たち“冷血人間”東野幸治が、「歌舞伎界に転身しない?」の仰天オファーに乗り気!?いじりの神どころか救いの神! 東野幸治の的確でムダのない言葉と立ち位置頻繁に出川哲朗に絡む岡村隆史、見ている側が心配になるテンションものすごくいい笑顔で適当な恋愛論を語る、玉置浩二の無垢さ 次の記事 離婚後、子どもに会える? 会えない? >