「山PにもK‐POPにも負けた」小泉今日子『あまちゃん』挿入歌は期待はずれ!?
最高視聴率22.8%を記録した、大ヒット中のNHK朝の連続ドラマ小説『あまちゃん』。主演・能年玲奈のブレーク、オープニングテーマの爆発的ヒットなど数々の現象を巻き起こしているが、現在、最も注目を集めているのは、小泉今日子が天野春子名義でリリースしたCD「潮騒のメモリー」だろう。
「潮騒のメモリー」は初週7.8枚を売り上げ、オリコンウィークリーチャートで初登場2位を記録。ドラマ・CDの大ヒットを受けて、小泉の『NHK紅白歌合戦』出場も決定的だと報じられているが、大手レコード会社の関係者は、次のように明かす。
「『潮騒のメモリー』の売り上げは、ビクターエンタテインメント的に満足いくものではなかったようです。発売初日のデイリーチャートは、山下智久の『SUMMER NUDE ’13』がトップで、『潮騒のメモリー』は第3位でした。第2位につけたのは、韓流バンド・CNBLUEの『LADY』。ジャニーズへの敗北だけでなく、K-POPにも及ばなかったと判明した際は、社内の担当チームに相当不穏な空気が流れていましたからね。ウィークリーでは、CNBLUEを抜いて2位を獲得しましたが、結局山Pの牙城は崩せずじまいでした」
熱心な『あまちゃん』ファンの間では「来週のウィークリーでは、トップ奪還の可能性もあるのでは?」という声も上がっているが、関係者が発売前に想定していた「発売初週1位獲得→『紅白』出場」という流れは立ち消えてしまったようだ。
「小泉の所属プロは業界最大手で、各メディアにお抱えの記者が存在するほど。しかし第2位という結果だっただけに、各社とも『小泉のトップ3入りは18年ぶり』『今後の伸びしろにも期待できる』という微妙な煽り文句しか打ち出せず、手放しでの大絶賛ができずにいた。とはいえ、10万枚に迫るCD売り上げ、ドラマの大ヒット、そして小泉の事務所の強さを考えると、『紅白』出場はすでに“規定ルート”なのでしょうが」(同)
スタート当初は、NHK関係者すらここまでの大ヒットを期待していなかったという『あまちゃん』。オープニングデーマの着メロダウンロード数は数百万に達しており、「すでにビクターは来期の黒字が確定している」ともうわさされている。すべてが思い通りになったわけではないものの、年内の芸能界は『あまちゃん』が席巻し続けることになりそうだ。