サイゾーウーマンコラム菅野美穂に学ぶ結婚ノイローゼ打破法 コラム 【連載】芸能人夫婦百景 女を病ませる「結婚してもらえない」問題、菅野美穂が用いた“プチ圧力”のススメ 2013/08/11 16:00 菅野美穂堺雅人芸能人夫婦百景 菅野夫妻の出会いは、映画『大奥~永遠』での共演がきっかけだった。堺は撮影中から熱心に菅野を口説いていたが、撮影に集中したい菅野はそれをスルー。映画の試写会イベントで再会し、再度堺の猛アプローチを受けた菅野は、「結婚前提なら」という条件をつけた。これが“プチ圧力”である。まだ付き合っていない女性に結婚を言いだされたら、たじろぐのが普通だが、堺はこれを了承。その結果がスピード婚へとつながった。菅野の勝負は、吉と出たのだ。 菅野の結婚生活は順調そうである。結婚後に発売された「InRed」(宝島社)のインタビューで「結婚が決まる時ってこういう感じなんだな」「腹をくくろうと思った」と語るなど、運命的な変化を好意的に受け止め、結婚について考えすぎだった独身時代の発言の片鱗は、一切ない。 菅野を見ていると、結婚は環境の変化を伴うもので、新生活に不安はあるだろうが、些細なことを気にしすぎてしまうというのは、実は新生活への不安ではく、相手への不信なのではと気付かされる。「交際しているのに結婚はしない」というのは女性への否定であり、女性は相手に対して100%の信頼を預けることができなくなる。「私をすべて受け入れてくれるわけではない」「完全に私の味方ではない」「いつかは裏切るかもしれない」という不信感が、考えすぎを生むのだ。しかし、好きだから結婚するという裏表のない、堺の100%の愛情に、菅野の「ゆがみ」はすっかり矯正されたようである。 堺雅人は現在、『半沢直樹』(TBS系)で主役を務めているが、視聴率は絶好調。菅野も仕事をセーブして、食事や私服の改造など夫を支える良妻ぶりが報道されている。堺のシンプルで直球な愛に、家族として、女性として役に立ちたいという一途な心で菅野が応えているのだ。 菅野を通して、結婚とは「好循環」であることがわかる。女優業にまい進する菅野が、夫に尽くす妻になることは、ある種の犠牲のように見えるかもしれないが、そこで夫に感謝されて絆が強くなることは、つまり「味方を作ること」ではないだろうか。そんな味方を得ることで、菅野は女優業にさらに精進できるとも考えられる。仕事を持つ女性こそ、結婚は有用なのである。 「自分を不安定にさせる恋愛が、本当に必要なのか?」だらだら交際を続ける女性は、菅野よろしくハイボールを飲みながら、胸に手を当てて考えることをオススメする。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ123 最終更新:2019/05/17 20:27 Amazon 『文・堺雅人2 すこやかな日々』 こんな好感度の上がり方があったなんて! 関連記事 「ガサツ妻であり続けること」北陽・虻川美穂子、シェフ夫との離婚回避策を考える上から目線の女優妻・小雪から浮かび上がる「幸せな結婚に理想の夫探しは無意味」説母と娘のいびつな相思相愛――「女の賞味期限切れ」を宣言した西川史子の危うさ自称「おっさん」の水野美紀に見る、男も女も油断させる巧妙なハニートラップ自称クリエイター女子赤面必至!? 蜷川実花になるためのコスプレ読本 次の記事 裸ネクタイの外人さんに英会話を習う >