[TVツッコミ道場]

舘ひろしに「オンコ」と呼ばれる、浅野温子のプライベートなアレコレ

2013/07/18 21:00
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『なるようになるさ。』公式サイトより

 浅野温子。出演した多くの作品はよく知っているが、役を離れた素の浅野温子のことは、意外に知らない。トーク番組やロケ番組などで見る機会も少なく、プライベートがあまり見えないので、そもそも結婚してるのかどうかも知らない(していたんですね)。

 その浅野温子が、7月12日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)に、トークゲストとして出演した。実は初出演なのだという。15歳の女優デビューから、『あぶない刑事』(日本テレビ系)、『パパはニュースキャスター』(TBS系)、『抱きしめたい!』(フジテレビ系)などの代表作で華麗な経歴を振り返っていった。

 そのトークで、温子のアレコレをいろいろ知った。座右の銘は「神のまにまに」。子どもの頃の夢は「花屋さん、尼さん、舞妓さん」で、中でも尼さんになりたかった。初デートは中2で、『ジョーズ』を見に行った……などなど。トークが進んだところで、今度は、ドラえもんが大好きだという話題に。その理由は、「丸いっていうフォルムが癒やされる」のだそうで、ドラえもんのグッズを集めたり、アニメを録画しているとのこと。それだけで意外だ。アシスタント役の山内アナが、こう切り出した。

「そのドラえもん好きが高じて、こんな意外なことをなさってたんです」

 フリップに書かれていたのは……

<ドラえもん声優オーディションエントリー!>


 ドラえもんの声優を交代する際に行われたオーディションに、浅野温子が参加していたというのである。受けた役は、

「ドラえもん一本です」

 とのことで、最終選考まで残ったという。もしかしたら「温子えもん」が誕生していたかもしれない。どんな感じなんだろうか。

「のび太くん、遊ぼうよ!」

 温子がドラえもん風の声でしゃべり出した。浅野温子でありながら、ちゃんと「ドラ声」でもある。スタジオの勝俣州和も、「いいじゃないスか!」と絶賛。さらに、「どら焼き食べたいよー」などと、温子えもんはノリノリだ。声の演技のイメージを聞かれると、


「私の中では永遠に大山(のぶ代)さんが……だからそれを引き継いでっていうのは非常にありました」

 ドラえもんの声優陣が一新されたのは、もう8年も前のこと。それなのに、いまだに「新ドラえもんの声に違和感」といった意見が聞こえてきたり、ドラえもんの声マネも大山のぶ代版を模倣したものが多い。あらためて、のぶ代版ドラの影響力の大きさを感じる。確かに本人が言うように、浅野温子のドラえもんは、のぶ代風かもしれない。だから、ドラえもんのスタッフ側に「全然違うもの(がほしい)とか言われて、アレー! みたいなね」となったのもうなずける。

 それにしても、この温子えもんはちょっと見てみたかった。そう思っていたら、勝俣がこんな提案をした。

「映画シリーズみたいなの、出てほしいですね、ニセドラえもんとか」

 その手があったか! これを聞いた温子えもんは、カメラに向かって「待ってます!」とアピール。ぜひ実現してほしい。

 ところで、今回の出演はこの日に放送がスタートした橋田壽賀子ドラマ『なるようになるさ。』の宣伝を兼ねたもので、夫役の舘ひろしから妻役の温子へVTRメッセージが流された。

「えー、オンコ。みんなをいじめてない? 大丈夫?」

“オンコ”!? 舘ひろしは、浅野温子のことを、“オンコ”と呼んでいる――また新たな温子の知識が増えた。ちなみに浅野温子は、舘ひろしのことを「タッちゃん」と呼んでいた。VTRの舘は、「オレは、オンコのことをすごく尊敬してる部分があって」「オンコはシャイですよ」とか、何度も“オンコ”連発。さらに、もう1つ驚いたエピソードがある。ダブル浅野出演のトレンディドラマ『抱きしめたい!』だが、勝俣がこれに、「僕、途中までキャスティング決まってたんですよ」という驚きの発言をしていた。

結局、キャストはモックンに変更され、勝俣も、「そら今思えばね、モックンですよ」と語っていたが、勝俣になっていた場合、あのトレンディな世界はどう変わっていただろうか。コント寄りになっていたのか、どうなのか。これもまた、温子えもんと同じ、「もしもの世界」だが、こちらもちょっと見てみたい。
(太田サトル)

最終更新:2013/07/18 21:00
『パパはニュースキャスター 4』
ピン子は絶対オンコみたいな女嫌いだよね