「フ●ラが好きか嫌いか」の調査結果に大困惑、普通を求める「Ray」のH観

　でもこれ、どうなんでしょう。リードに「自分のHって、フツウなの？　それとも……」とあったのも気になりましたが、「10年前は『フェラが好き』というのが普通の考え方で、今は『フェラが嫌い』というのが普通の考え方です」「アブノーマルなことをされたら、こう返すのが普通です」と言われているように思えるのです。それとも、読者の「普通のHをしたい」という思いが誌面に出た結果なのでしょうか。

そもそも「Ray」は、プチプラで、可愛い、悪目立ちしない、男ウケのいいファッションを扱っている女性ファッション誌。それをHにまで持ち込んでいる感がしてやみません。つまり、プチプラで、可愛い、悪目立ちしない、男ウケのいいHを推奨し、読者もそういう情報を求めているように思えてしまうのです。壇蜜の立場なんてありゃしませんよ。

　しかし、実体なき「普通のH」にがんじがらめにされている「Ray」読者にとって、一筋の希望となる男性の体験談も掲載されていました。「女のコだと思ったら、行為の途中で実はおかまだった（息子つき）ことが判明。どん引きしたけど勢いが止まらず、結局最後までやってしまった（略）」そうなんですが……いいですか、「Ray」読者のみなさん！　男はたとえ相手に息子がついていようと、勢いで最後までやれる生き物なんです。「部屋の電気を消してと、どう伝えるのが普通なの？」なんて、悩むなんてバカバカしいにもほどがある！　「Ray」読者にもぜひ、心にでかいイチモツを持ち、自信をもってHを楽しんでもらいたいものです。
（豊島ユイ）