昭和女子・おてまみ文化の灯を消すな!! 往年の「りぼん」名作おてまみ系ふろくが集結
☆萩岩睦美の「ポー・レターセット」(1983年10月号)
出たーッ!! 当時どゎい人気だった『銀曜日のおとぎばなし』のポー様の、愛らしすぎて死にそうになるレターセット。便せんの表紙にあしらわれた、大量のにんじんレリーフが忘れられない! 便せんと封筒にもにんじんがいっぱいなの☆ お茶目なポー様とリルフィー(鳥)に、手紙を書く側も、もらった側も心癒やされる。ポー様の住む森に行ってみたくなるよね。睦美タン(萩岩睦美先生)のカラーイラストの美しさも素晴らしいです!
☆本田恵子の「りお発りょう行レターセット」(1984年10月号)
80年代前半の「りぼん」を代表する初恋ロマンス『月の夜星の朝』は、当時凄まじい人気だった。実写映画化もされたし、作中で主人公・りおと遼太郎が持っていた、合わせるとクロス(十字架)になる全プレのペンダントも話題になったよね☆ 本誌にも毎月ありとあらゆる「りお&遼太郎」ふろくが付いていたけど、こちらは「りお発りょう行」レターセット。恵子タン(本田恵子先生)のデフォルメイラストがキュート! ちなみに、りおがあまりにも美少女で純粋で、野郎どもがみんなりおを好きになるもんだから、小学生の頃からずっと「梁川りお」に嫉妬しつづけています。
☆池野恋の「ランゼ着せかえレターセット」(1986年11月号)
またも『ときめきトゥナイト』もの!! ダイカットのランゼちゃんが封筒で、着せかえのお洋服が「P.S.(追伸)カード」になっているという、乙女心をくすぐるコンセプト☆ これはテンション上がるよね!? ランゼたんの頭のおリボンもカワユイ♪ もはやお約束、封筒にはちゃんと「ヨーコ犬」がいます(笑)。ケースとして使える「ランゼふわふわシャボンケース」や、スタンプ(「ときめきレタースタンプ」、写真は一部)が付いてたのも、何とも豪華だった!!
昭和「りぼん」の「おてまみ」クオリティの高さ、少しでもおわかりいただけたでしょうか。こんなカワイイ便せんに出会えたら、遠く離れたお友だちに「おてまみ」したためたくなっちゃわない?? そうか、「お手紙」のことを「おてまみ」って言う女子も、もはや絶滅寸前だわな(あ、絶滅してる??)……。しかし、どんなに時代が移り変わろうと、ふろくの「レターセット」への憧れとときめきは、失われることはないのだ!!! ゆかしな所長がそうだったように、実家の納戸に眠る「なんでも箱」に、使いかけの「おてまみ」ふろくやお友だちからもらった「おてまみ」があるはず☆ みんな、捜索&救出するべし!!!
ゆかしなもん
主に70~80年代の昭和ガーリーカルチャーを懐古&発信する「昭和的ガーリー文化研究所」所長。小学30年生でもある。2010年より、同名の武露愚(ブログ)をスタート。2012年5月、初のイベント『ゆかしなEXPO』を東京・東中野にて開催し、伝説の(?)ガーリー博覧会となる。