サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Ray」の柱はH企画だった! カルチャー [女性誌速攻レビュー] 「Ray」7月号 「うちの柱はH企画」、創刊25周年に発覚した「Ray」の果てなきシモへの好奇心 2013/05/23 21:00 女性誌速攻レビューRay しかしそんな中、「Rayが今日までこだわり続けている2大テーマ」があるとのこと。主婦の友社らしく料理企画なのだろうか? それとも庶民派雑誌らしいプチプラ企画なのだろうか? などと考えをめぐらせていたんですが、その2大テーマはずばり、Hとダイエットなんだそう。「Ray」の女性誌レビューを始めて1年、ダイエットはまだいいとして、正直目からうろこです。確かに「Ray」は、彼氏命、モテ命で、愛されたい欲を前面にアピールしてくる雑誌だとは思っていたんですが……。こうもいきなり「やっぱHっしょ」と本音を言われると、面食らってしまいます。「an・an」(マガジンハウス)よろしく「セックス特集」と言わず、「H特集」と軽めに言っちゃうところに、無垢な性欲をまざまざと見せつけられているような気に……。 過去のH特集のタイトル「女のコ、男のコの秘密体験を総力取材!! みんなのH対決白書」と「読者体験をこっそりのぞいて確かめる みんなが知りたいHの謎」からも推し量れるように、やはりいくらファッションページで「かわいい」アピールをされても、読者の心の中ではシモに対する下世話な好奇心がうずうず。中年女性向けエロ情報誌との呼び声も高い「婦人公論」(中央公論新社)に通ずる、貪欲な性欲の萌芽を、まさか「Ray」に見つけるとは思ってもいませんでした。 ■脳科学者が出がちな「Ray」 そんなH、もとい男に興味津々の「Ray」読者向けの企画「男のココロ丸わかりBOOK」に目を通していきましょう。BOOKと銘打っているだけに、男に本音を吐露させる方法や、男の言動の本当の意味を8ページにわたりこと細かに紹介しています。 例えば、男がポロリと本音を明かすテクとして紹介されているのが、「ホメてホメてホメてあげる」「弱い立場だと思わせるアンダードッグ効果」「自分の秘密と引き替えにホンネを聞き出す」。「Ray」お得意の脳科学者監修によるガチすぎるテクの数々ですが、そこまでして男の本音を知りたいのか? と疑問を抱いてしまいます。犯人に自供させたい刑事かよって感じ。まだ女子大生の「Ray」読者にはわからないかもしれませんが、男女の関係では、知らない方がよかったことなんてたくさんありますからね。 ほかにも、「男のコからの『●●ちゃん、今何してるの?』というメール」や「『●●ちゃんといると、すげえラク!』と男のコにいわれた」など、男の一挙手一動作の本心が気になって気になってしょうがない様子。それに対して、男たちは「少し好意はある! だけど、すごくってわけじゃありません(笑)」と上から目線で回答しているんですが、これ、早速「アンダードッグ効果」にハメられている……! 読めば読むほど、こうして「Ray」読者たちは、男女関係の深みに入っていくんだな……と考え込んでしまったのですが、最後の最後「メンズ100人アンケートでわかった!Hの男ゴコロとは?」に、読者の救いになるような結果が掲載されていました。「Hに積極的な女のコってどう思う?」との問いに、なんと90%が「いいと思う」と回答していたんです! H企画が柱の「Ray」、その好奇心もまた1つのモテ要素となりうるのでしょう。来月号の「Rayガールズの『夏H』赤裸々白書」がどれほどぶっ飛んだものになっているか、楽しみです! (豊島ユイ) 前のページ12 最終更新:2013/05/23 21:00 Amazon 『Ray』 「織田裕二inモロッコ」だけ復活させて! 関連記事 前髪を上げただけで「知的偏差値上昇」と大はしゃぎ! 「Ray」に感じる薄味感の理由アイドルより「サークルでモテる女の子」の方が格上、「Ray」で乃木坂46が散々な扱い大好きなカレにもウザがられていた! 「Ray」の素直さという“毒”飯食って、男漁って、かつ内定ももぎ取る! 「Ray」流就活術に平伏す「いつも一緒にいたい女のコ」像を追求した結果、阿部定っぽくなった「Ray」 次の記事 天海祐希、中国人13億人がエール!? >