ショーパンのハードル低すぎの「STORY」に、想定40代読者=RIKACO説浮上!
「STORY」5月号(光文社)を見てまず気になったのが、企画のタイトルにいちいち「40代に」「40代の」「R45世代」といった年齢、世代を意識する語が付いていること。
「忙しいし、お金もムダにしたくないし、体型も気になってきた40代に朗報!」
「富岡佳子さん 働く40代ママ宣言!」
「細ぴたはイヤ! R45世代のデニム入門」
「セレクトショップ世代のDKJにとってもパラダイスです」※DKJ(=団塊Jr.)
「40代のための『キレイな髪の持ちをよくする』サロン術」
「40代こそ そうだ、(ちょっといいめの)人間ドックに行こう!」
……そんないちいち40代を強調しなくても、自分がババアであることくらいわかっていますよ! ママ友の間で浮きたくない、40代の枠から浮きたくない、おしゃれも“浮かないため”の手段の1つ、というのが「STORY」マインド。どんな時も、40代(a.k.a.ババア)であるおのれの分をわきまえろと訴えかけているようです。
<トピック>
◎夢みたい! 「時短・節約・体型」に効く服
◎でも着たい!40代に似合うキレイ色のことぜんぶ!
◎被災地からの声、届けます「歩き始めた私たちに、会いに来てください!」
■40代なんだからオバさんに見えてもいいじゃん
特集「夢みたい! 『時短・節約・体型』に効く服」は、子育てや仕事、趣味に忙しいママが手軽におしゃれをするためのアイデアを紹介しています。たとえば「時短編」では、ドッキングトップス、あらかじめセット服、ノーアイロン服などを活用。個人的に残念だったのは、「体型カバー編」で、筆者イチバンの時短&体型アイテムだった、チュニックとレギンスの組み合わせが全否定されていたこと。「もっさり映るオバさんの代名詞的組み合わせ」「一昔前に大流行したからか、古さをより感じさせる」「太って見えてしまう」と散々な言われよう。
その代わりとして、シャツの裾を出してスキニーパンツを穿くことをおすすめしていました。しかし、シャツの裾程度で体型がカバーできるなら、最初からチュニックなんて着るわけがない! シャツの裾じゃ間に合わなくて、裾を伸ばして伸ばしていったらチュニックになったんですよ。「無難」「リアル」を追求している「STORY」ですが、この点はリアルじゃないなと思いました。よく見たら「節約編」ページで、ショーパンを提案していたりして、40代の体型をちゃんと考慮してくれているのか疑問が残ります。っていうか、40代の体型のスタンダードってどんなの? ショーパンを穿いてる40代なんてRIKACOくらいしか思い浮かばないのですが、それは筆者がズレているのでしょうか……?