EXILE・HIROが遂行中!?　「ATSUSHI脱退計画」に吉本が「待った！」のワケ

　年内でパフォーマー活動を終了し、今後は裏方に専念すると発表したEXILEのHIRO。今までも、パフォーマーと並行して所属事務所・LDHの代表取締役社長を務め、2009年に弟分の二代目J Soul Brothersの7人をEXILEに加入させるなど、経営者としてファンを飽きさせない戦略を打ち出し続けてきた。しかし、そんなHIROが、某メンバーをめぐってある悩みを抱えているという。

「ボーカルのATSUSHIは、00年に行われたオーディション番組『ASAYAN』（テレビ東京）主催の男子ヴォーカリストオーディションで最終選考まで残り、HIROの目に留まりました。その後、EXILEの前身であるJ Soul Brothersに加入。そして、EXILEのメンバーとしてデビューしたわけですが、『ASAYAN』の段階で制作に関わっていた吉本興業が、いまだにATSUSHIのマネジメント権を一部押さえているんです。所属はほかのメンバーと同じLDHですが、ATSUSHIのギャラの一部を吉本に上納するという形です」（レコード会社関係者）

　しかし、多額の売り上げを誇るEXILEだけに、HIROはギャラの一部を上納することについては、さして問題視していないという。それよりも、吉本が売り出し方にまで口を出してくることに、HIROは頭を悩ませているようなのだ。

「もう1人のボーカルであるTAKAHIROの人気・実力がついてきたことから、LDH側はATSUSHIをEXILEから脱退させて、ソロアーティストとして売り出す計画を進めようとしていたんです。しかし、それに待ったをかけたのが吉本。確実に稼げるEXILEと違い、ばくちでもあるソロ転向プランに、『うちへの上納金が減ったら困る』と難色を示しているんだとか」（テレビ局関係者）

　先日、借金返済のためにNMB48の専用劇場が入るビル「YES・NAMBA」を売却すると発表した吉本。これまでの報道にもあるように、吉本は年々赤字がかさみ、経営状態は危機的状態だ。それだけに、確実な収益の得られるEXILEからATSUSHIが抜けられては困る……ということらしい。

「音楽分野では素人の吉本に、売り出し方についてあれこれ文句を言われて、HIROも嫌気が差しているようです。芸能界の実力者に相談しているといううわさもあるので、今後、吉本外しが行われる可能性もありますよ」（週刊誌記者）

　ATSUSHIをめぐって対立するHIROと吉本。果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか？