反面教師はあの人で決定

元EXILE・清木場までも…… 芸能界のウラが見える暴力事件の行方

2010/05/31 08:00
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仕事のできる男は血気盛んということ?

 先日報じられた、元EXILE・清木場俊介のスタッフへの酒乱暴行事件。「失明寸前で障害認定申請」「アイロンで殴打」というハードな行為を、所属事務所は「よくあるケンカ」と説明しているが、酒に酔って激昂し、スタッフを殴る清木場の裏の素顔にファンは衝撃を受けたのは言うまでもない。芸能界は暴力に寛容な側面もあり、マスコミに報じられないだけでコミュニケーションのひとつとして曖昧になってる部分もあるのだろう。

 「名刺も出さずにいきなり無礼」と髪の毛をつかんで座らせて殴り、全治1週間のケガを負わせ、書類送検された島田紳助は記憶に新しい。勝谷誠彦担当の女性マネージャーに話しかけられ、同じ事務所の社員とは知らず「無礼」だと暴行を加えた。女性はショックで退社し、島田は罰金30万円、謹慎期間10日間の処分となったが、その後も変わらず活躍している。

「涙を流して『100%僕が悪い』と反省会見を開いていましたが、昨年の東京03への恫喝騒動を考えると、『あの涙は演技だったのか?』と疑ってしまいます。大御所がそんな状態ですから、下の芸人たちが事件を起こすのも当然ですよ」(週刊誌記者)

 「飲食代が高すぎる」という口論から事件に発展したのは、メッセンジャー黒田有。貧乏ネタで全国的にブレイクしつつあった矢先、ガールズバーの店主への暴行事件で逮捕された。謹慎を経て今年の4月に復帰できたのは、関西での絶大な支持があったからこそ。

 芸人の暴力事件の中でも後世に語り継がれるのは、1986年に起きた「たけし軍団FRIDAY編集部襲撃事件」だろう。当時交際していた専門学校生への執拗な取材に腹を立てたたけしと、軍団員11人が講談社に殴り込みをかけ、全員が現行犯逮捕。たけしの冠番組は継続させたまま、芸能活動を半年間休業するという異例の事態を招いた。逮捕者の中には、東国原宮崎県知事(当時・そのまんま東)も含まれ、知事はこの事件のみならず、99年にはたけし軍団の北海ジャンジャンへの暴行容疑でも書類送検されている。

「参院選出馬で注目される三原じゅん子も、FRIDAY記者への暴行で逮捕歴があります。逮捕経験者は世の中の不条理と向き合い、政治家を志す傾向があるのかもな、なんて言われてますよ」(前同)


 名誉とイメージの回復が芸人より困難なのは俳優だ。瑛太は昨年、木村カエラとのデート中にカラオケ店店員に手を出し、警察沙汰になったと『週刊新潮』で報じられたが、速やかに示談を成立させた。記事を掲載しようとするマスコミには、所属事務所が「CMが飛んだら責任を取れ」と圧力をかけたというから商魂たくましい。イケメン俳優で知られる石垣佑磨は、歌舞伎町の居酒屋で店員を殴り、駆けつけた警官にも手を出して公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。芸能活動自粛中に父の死を迎えたことも、本人の反省感を強めたのか、翌年の復帰の際には涙しながら決意を語っていた。また、逮捕こそされていないものの、柏原崇は04年に、路上駐車を巡って一般人と口論になり傷害事件で書類送検され、坊主頭になって謝罪会見を開いた。

「一説によると畑野ひろ子と勝手に結婚し休業させた柏原を、芸能界の黒幕が陥れたとも言われていますが、この事件をきっかけに畑野は芸能界に復帰し、柏原とすぐに離婚しています。萩原聖人もかつて暴行事件の犯人として訴えられ、結局は『よく似た男の勘違い』として棄却されていますが、活動自粛に追い込まれていました。柏原と萩原はハメられたのかもしれませんが、その後の離婚との相乗効果で、暴力男のイメージは消し去れなくなりましたね」(前同)

 暴力男といえば今話題の「オレは安全地帯」玉置浩二が石原真理(元・真理子)に暴力を振るっていたことを、石原の暴露本『ふぞろいな秘密』(双葉社)でバラされたことも忘れてはならない。暴力という犯罪行為も”血気盛んな芸能人”というフィルターにかかるとカッコよく見えがちだ。案外「あんな男にはなりたくない」という暴力抑止力を持つ芸能人は玉置なのかもしれない?

『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど (14歳の世渡り術)』


いけないことだよ!

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最終更新:2013/04/01 19:11