山下智久がNEWSのツアーDVDを見て語った、増田貴久への思い

　初のレギュラー司会を務めるバラエティ番組『ジェネレーション天国』（フジテレビ系）が、1月28日にスタートした山下智久。

　2011年10月にNEWSを脱退、昨年は「愛、テキサス」「LOVE CHASE」、さらにはセカンドアルバム『エロ』を発表、またドラマ『MONSTERS』（TBS系）でSMAP・香取慎吾との共演を果たすなど、精力的に活動してきた。しかしながら、CDの売り上げ不振やドラマの低視聴率で叩かれるなど、辛酸を舐めた1年だったといってもいいだろう。そんな中、年が明け、バラエティ番組の司会という新たな挑戦に乗り出した山下が、ラジオ番組『Cross Space』（東京FM）で、1月30日に発売された『NEWS LIVE TOUR2012～美しい恋にするよ』のDVDについて触れたのだ。

　NEWSは、昨年7月に発売されたシングル「チャンカパーナ」で、初週24万4,710枚という、前シングルから10万枚以上もの差をつける売り上げ枚数を記録。同月に発売された山下の「LOVE CHASE」11万8,981枚を大幅に上回ったことも、センセーショナルに報じられた。そして、昨年8月開催された、錦戸亮、山下脱退後初となる『NEWS LIVE TOUR2012～美しい恋にするよ』は、全国7カ所10万2,000人を動員し、大成功を収めた。

　ある意味まったく別の1年を歩み、「天敵」という構図までメディアに作られてしまった山下とNEWSだが、山下は、NEWSのツアーDVDを見て、どんな感情を抱いていたのだろうか。

「さっきですね、僕は、NEWSのですね、こないだのコンサートのDVDを見てまして。あのまっすー（増田貴久）が、もう何年も前からずーっと『LET’S GO TO THE PLANETS』っていうね、あの曲があるんですけど、それをずっと歌いたいって言ってて、長年、ずっと却下され続けていた曲をですね、こないだのコンサートでね、歌ってました。やっと歌えたのか、まっすーと。ものすごくうれしい、幸せな気持ちになりました。『LET’S GO TO THE PLANETS』ね。ずーっと拒否されてたけど、やっと長年のまっすーの願いがかなって本当にうれしいなと思いました」

　「LET’S GO TO THE PLANETS」は、NEWSのメジャーデビューシングル「希望 ～Yell～」の通常盤のみに収録された楽曲。「朝起きてすぐ出かけよう　スーツケースにカギ掛けて　いつも見ているこの景色　胸の中には物語　ドア開けて　飛び乗って　3210」という歌詞が、新しくスタートを切った新生NEWSにぴったりの曲である。

　脱退して、はや1年半近くもたっているが、どうしても「新生NEWSに対して、山Pはどう思っているの？」と不安になるファンにとって、増田の願いがかなったことを山下が素直に「幸せ」と語ったことは、とても喜ばしい出来事なのではないだろうか。

　山下も、そんな新生NEWSに負けじと、仕事に励んでいるようだ。同ラジオ内で、リスナーから「山下さんが一番幸せだと思う瞬間はなんですか？」という質問を受け……

「やっぱりね、これは仕事だろうね。仕事してることも楽しいし、仕事を通して、自分が今までできなかったことが、どんどんできるようになっていくっていうが、ものすごいうれしいんだろうね。それを感じた時は、すごい幸せを感じます。あとは、（略）ハッピーなことが周りで起こる時。それを感じれる自分を発見した時は（略）、幸せだな～と、思いますね」

　「ハッピーなことが周りで起こる時」とは、念願の「LET’S GO TO THE PLANETS」を歌うことができた増田を指しているのだろうか。

　続いて、金田一耕助役を演じる次のドラマ『金田一耕助VS明智小五郎』（フジテレビ系）の撮影が、ちょうどクランクアップしたという報告が行われた。

「今日はですね、幸せです。なぜかっていうとですね……『金田一耕助（VS明智小五郎）』というドラマをね、撮ってまして。それがクランクアップしたんですね。そう、大変だったの結構。ものすごいセリフ、30ページぐらいセリフあったりとかして、結構大変で、ずっと禁酒してました。今日は飲んじゃおうかなぁなんて思ってます」

　山下演じるのは、「事件を解決したことが初めて新聞記事となった直後」という、駆け出しの若き探偵だった頃の金田一耕助。その頃、そんな金田一耕助の小さな記事を見逃さなかったのが明智小五郎だったという内容なのだという。ソロ活動で精神面でも一回り成長したであろう山下が、禁酒までして挑んだ若き日の金田一耕助役――一体どんな演技を見せてくれるのか期待したい。