セレブキッズ界の大物スリ・クルーズ、友人母にメンチ切る姿を撮られる

　ハリウッド・トップスターのトム・クルーズに溺愛され、贅沢ざんまいの中で育ったワガママ娘スリ。そんな彼女をハラハラしながら見守ってきたセレブ・キッズ・ウォッチャーたちは、ここ数カ月、スリがお嬢様らしく落ち着いてきたようだと安堵のため息を漏らしていた。小学校に通い、大きく成長したのだろうと感心する声も上がっていたのだが、アメリカ大統領選挙が行われた6日、スリがニューヨークの道端で鬼のような形相を浮かべてブチ切れているところをパパラッチされてしまった。

　子煩悩で、前妻ニコール・キッドマンと共に迎えた2人の養子もとてもかわいがっているトムは、信仰しているサイエントロジーの教えもあって、初の実子となるスリを猫かわいがりし、彼女が欲しがるものはすべて買い与えていると伝えられてきた。3歳になりスリがハイヒールを履き、チグハグなファッションで外出しても個性だからと受け入れ、させたい放題にしてきた。そのため、スリは自我の強い子に育ってしまい、公共の場で泣きわめいたり、母親のケイティ・ホームズを睨みつけたりする姿が度々パパラッチされてきた。

　しかし、今年6月にケイティが離婚申請をし、8月に離婚を成立させてからは、幼いながらも両親の状況を受け入れたようで、パパラッチにアッカンベーをすることはあったが、次第にお姉さんらしく振る舞うように。そして、小学校に入学してからは目覚しく成長したようだと報じられたのだ。

　9月から小学1年生になったスリが通う学校は、ニューヨークのチェルシーに位置するアヴェニューズという私立校。イェール大学元総長でコロンビア大学ロースクール学部長も務めた経験を持つ、教育のプロ、ベンノ・シュミットが理事長の英才教育校である。今年開校したばかりで、一般的な小学校とはかけ離れた、とても近代的な校舎を持つ。特に外国語教育に力を入れており、世界中の20都市に分校を開校する予定とのこと。このことから、スリは将来国際的に活躍するセレブになるだろうとメディアは書き立てた。

　ほかの保護者からは、スリが通うとパパラッチがはびこるようになって迷惑だと嫌がられていたが、学校はスリの入学を許可。スリは、6歳児らしい地味だが清楚感のある制服を着て、年間の授業料4万ドル（約320万円）というこの学校に元気に通っている。

　初日は爪を噛みストレスを感じているようなそぶりだったスリだが、すぐに慣れたようで、ピンクのジャケットにピンクのナップサックを背負い、キリッとした表情で登下校する姿が見かけられるようになった。トムはイギリスで映画撮影を行っているため送り迎えはしていないが、1日に1～2回はスリと電話で話していると報道された。ケイティのiPhoneで話し込みながら、上機嫌でマンハッタンの通りをスキップするスリの姿もカメラに収められていた。

　10月に入ると気が緩んできたのか、大急ぎで学校に駆け込む、遅刻すれすれのスリがパパラッチされるように。公園に座り、自分用のスマートフォンで話し込む姿も撮影され、その後、同年齢と思われる男子たちと母親付きでのプレイデートを楽しむ姿もパパラッチされた。その男子もiPhoneを片手に持っており、こんなに小さい頃からスマートフォンを持たせるのかと驚きの声が上がった。

　スリは、学校に通いだしてからパパラッチに対して悪態をついたり変顔をすることも減り、ケイティに抱っこされることも激減。もう、すっかりレディーだと報じられていた中、今回のブチ切れがパパラッチされてしまったのだ。

　アメリカの学校では年に何回か、テーマを決めて、それに合った服装で登校するスペシャルデーが設けられることが多い。この日のスリは、靴はスクールシューズだが、ピンクのトップに紫のロングスカート、レオパードプリントの白いモコモコジャケットという彼女独特のファッションセンスが反映された服装で、首から「VOTE」と書かれた選挙投票推進の紙をぶら下げていた。撮影された日は11月6日で、アメリカ大統領選投票日。学校では選挙についての話があったに違いない。

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　スリはパパラッチされた時、同年齢と思われるファッショナブルな少女と一緒にいたのだが、男子と一緒だったときのはじけるような笑顔はなく、ムスッとした表情だった。そして、ケイティと少女の母親が立ち話をするのが気に入らないのか、キンキンした叫び声が聞こえてきそうな表情が激写されている。また、全身でもイラつきを表現しており、少女の母親に顔を覗き込まれると、思いっきり上目遣いになりメンチを切っていた。ちなみにこの日のスリは三つ編みおさげにしていたため、以前よく見られた髪を振り乱して睨むという山姥のような恐ろしい姿にはならずにすんだ。

　ケイティは、ブチ切れているスリに対して大きく手を広げて話しかけるなど、余裕で対応。トムと離婚してからというもの、カトリック教会に通いだしたり、1人で地下鉄に乗って移動するなど自由を満喫している彼女は、これまで以上に寛大にスリに接することができるようだ。

　ケイティだが、5日からブロードウェイで公演されている『Dead Accounts』に出演中で、共演者のジョシュ・ハミルトンとの熱いキスシーンが話題を集めている。ジョシュはすっかりケイティに夢中とのウワサも流れているが、トムに懲りているだけでなく、何よりもスリを最優先させているケイティは、当分シングルでいるだろうと見られている。

　ワガママと叩かれる一方で、感情豊かで子どもらしいと褒められ、ファンまでついているスリ。世界で最も注目されているセレブキッズがこれからどんなレディーに育っていくのか、楽しみである。