サイゾーウーマンコラム新番組『アイアンシェフ』愚行録 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 元・料理の鉄人が平然と息子を推薦!? 『アイアンシェフ』愚行録 2012/11/09 21:00 週刊ヒトコト斬り 『アイアンシェフ』(フジテレビ系)オフィシャルサイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎「ノミニ―」ルールって何よ? 『アイアンシェフ』(フジテレビ系)は失敗してるなぁ。何から挙げていいかわからん。とにかく「ノミニー」とか、こまっしゃくれたルールがひどいし。誰と誰が、何を目指して戦ってるのかが皆目わからん。昔にならしたジジイたちが雁首揃えて、ノーシードで息子とか出してくるのも辟易。審査員も、食レポもろくにできないような番宣がらみのメンツばっかだし。生田斗真なんて、「おいしい」しか言えず、コメントほとんど使われてなかった。何が一番イヤって、実況の際、いちいち司会の佐野瑞樹アナウンサーに断りを入れてから喋る決まりが耳障りでうっとうしい。5秒に一回「佐野さん」「佐野さん」「佐野さん」。何の感情も抱いてなかった佐野瑞樹アナウンサーが、ちょっと嫌いになってしまった。 湯水のごとく金をかけてる割には視聴率もサッパリだし。フジのためにも、佐野アナウンサーのためにも、早いとこやめた方がいい。撤収! ◎バタ臭い米のCM 割烹みたいなところに、のれんをくぐって着物姿の女性タレントが登場し、カウンターの中にいる板さんに向かって、唐突に「すいませ~ん、ゆめぴりかって……何ですか?」と尋ねるブランド米のCM。まったく同じ作りで、女性タレントだけが、去年の桐島かれんからスザンヌに。内容一切変わってないだけに、ものすごく「首のすげかえ感」が強い。それにしても、なぜ「桐島かれん→スザンヌ」だったのだろう。高級感とかこだわりを狙って桐島かれんにしてみたものの、何かこうとっつきにくくて高そうだから、もっと庶民的で知名度のあるスザンヌに、ってことだったんだろうか。2人とも、バタ臭い顔ってとこだけが共通してるが。「バタ臭い顔で和服」というつくり、これだけは譲れない、というこだわりか。ずっとこの構図で続けるなら、ちょっと面白CMになるかもしれんが。次のゆめぴりかCMキャラクターの座は誰に。私は大穴で秋川リサに5,000円! ◎テレ朝コメンテーター陣の人選が謎 『とくダネ!』(フジテレビ系)をクビになるも、その足で同じ時間帯の『モーニングバード』(テレビ朝日系)に鞍替えという、素晴らしき変わり身の早さを見せた高木美保。「ワイドショーのコメンテーター」というものに、もはや何の意味も意義もないというのは、百も承知なのだが。それにしても、要るか? 高木美保。ほかが「不要」と断を下しておっぽりだしたのを、即拾うほどほしい人材か? 高木美保がうんぬんというより、これはテレ朝のワイドショーのコメンテーター感の問題だと思うのである。黒鉄ヒロシとか、山本晋也カントクとか、旬でもなければ、役立てるジャンルもない、本当に、何のためにわざわざギャラを払って置いてるのかさっぱりわからない人材が、他局に比べて目立つのだ。時々「芸能リポーター」として福岡翼も使ってる。福岡翼て。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 最終更新:2019/05/22 16:57 関連記事 手前味噌の発動装置として働く『国際ドラマフェスティバル』日本酒「白鶴まる」が、ともさかりえの次に導き出した答え樹木希林の信心事情にメスを入れた、山本晋也監督の不敵さ 「大学入学」という完璧な算段を取った酒井法子のブレイン 酒焼け声とマリエのコラボが体現した、リアルな夜遊びオンナ像 次の記事 もし中居の彼女がジャニオタだったら >