名前だけでなく……山咲千里改めsenriの“タイムリミット”
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎もうこれは降板ではない
10月から次長課長を降板させた『火曜サプライズ』(日本テレビ系)。河本準一と京本政樹、柳沢慎吾3人での「都バスで飛ばすぜい!」というロケコーナーも、先日涙の最終回に。だが、リニューアル一回目の放送で「あの名コンビがまさかの復活!」と、河本抜きの2人だけでロケコーナーをスタートさせてた。この臆面のなさ、すげーなぁ。はじめから河本などいなかったかのよう。もう降板通り越して、「抹消」だなこりゃ。芸能界だけでなく、この世に河本が存在してないことになってそうで、何かコワい。
◎放送ギリギリレベルの顔面
大変なことになっているといえば、山咲千里だ。今は山咲千里改め「senri」か。「50歳過ぎてもこの美しさ」とかいってスッピン披露してたが。顔が……。上がり気味だったアーモンドアイは、今時っぽい垂れたデカ目に。鼻梁は飛行機の離発着ができそうなほど広く。出来損ないの益若つばさみたいな顔のどこにも、「山咲千里」だった頃の面影がない。完全に別人物。そして何より表情がない。顔の筋肉も動かないが、目にまったく力が入ってないのである。一目見て「大変」が誰の目にも明らか。きっと今頃、『爆報!THEフライデー』(TBS系)あたりが出演交渉に動いてると思うのだが。でもあれ、もう既にテレビに出せないレベルに到達してるんじゃないか。山咲千里、いやsenriか。どっちでもいいが、彼女を公の場で見られる時間は、あとほんのわずかしか残されていないと思う。テレビがどこまで「壊」を映せるのか。ある意味これは指標になるな。今のうちに見ておけ! そして刻め! こうなる前にそこでやめるんだ!!
◎テレビ局の開き直り
スペシャル特番で、主要メンバーを引き連れ、草津ロケをしていた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)。湯畑に全員そろってトークする場面で、その様子を携帯で撮ってた見物人に、慌ててスタッフが駆け寄り、「撮るな」と注意してやめさせている場面がバッチリ映っていた。ま、こういうテレビ局の理不尽な俺様ぶりは、今に始まったことじゃあないから、そこには驚きゃしないが。驚くのは、それがあんなにバッチリ映っているVTRがそのまま流されたことである。そうしたところを映さないようにする、もし映っていたら、編集でカットする等の「シッポをつかませない」という、当たり前の仕事すらできなくなったのか。……終わってるよなぁ。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。