吉田沙保里には、結婚式でもウエディングドレスで親父を肩車して欲しい!
なんだか、気がついたらオリンピックが終わってた……あっという間に!! 何だったのだろう……自分の中で「世間では今オリンピック!」という感覚があまりにも欠如してたような気がする。あれだけ次から次へとメダルを取ってたというのに。メダル獲得のニュースを、昼メシかっ食らいながら「へぇ~~~」なんて見てたくせに、何故だか「右から左」という感じだった。とはいえ。そんな、無感動な日々を送ってた私でも、ひとつだけ感動した試合があった。それは。レスリング・吉田沙保里の金獲得である。虎の顔のイラストが胸元を飾る、すごいウェアを着た沙保里。優勝の喜びにガッツポーズを掲げるやいなや、すかさずコーチのオッサンを投げ飛ばし、会場に応援に駆けつけてた自分の親父を肩車……すごすぎる。
「沙保里、ムチャクチャかっけぇ~~~~!!!」
である。もう、「かっこいい~~!!!」ではなく「かっけぇ~~~~!!!」の世界。
「いや、マジ、ハンパねぇ、沙保里アニキかっけぇ~っす!! なでしこの澤アニキもかっけぇ~が、沙保里アニキ、超絶ヤバかったっす!!」
と、43歳の中年女を今時の若者に変えた、沙保里の功績はデカい。それにつけても、「自分の娘に肩車される親父の気持ち」って、一体どんなふうなのか……吉田沙保里には、自分の結婚式でも是非、ウエディングドレス姿で親父を肩車して欲しいと、切に願う私であった(……あああ、お父さん、きっと男泣きしちゃうよ~~)。
ところで、ひとつ残念だったのは、浜口京子の初戦敗退。……それでふと、思うことがあったのだが。私は以前から「京子ってなんか、すごくいいお嫁さんになりそうな気がする」と、思っていた。なんて言うか、顔から醸し出される雰囲気が、ものすごくオットリと柔和。いくら鬼の形相で試合に臨んでても、そんな印象を受けるんだから、これは間違いないのではと思っている。で。……もしかしたら!! と私は勘ぐっていた。
もしかしたら、京子は今「恋」をしてるんじゃないか!? そんな話題を友人の女にふってみた所。なんと彼女も、ほかの女友達とそんなふうにウワサしてたらしいのである。彼女曰く、「……あの子、もしかしたら『男を知ってしまった』のかもしれないわよ!!」……あまりにも下世話すぎて、浜口京子には申し訳ないのだが……。しかし最近、京子と親友だという南海キャンディーズのしずちゃんが、昼の番組で「京子ちゃんは、会うとよく恋愛の話をする」と、語ってたのをハッと思い出した。
……やっぱりそうなんだろうか……京子は今、もしかして恋をしてるのか……?
それが何か、今度のオリンピックに影響した……? いやいや、憶測でそんな事は言うもんじゃない。私が思う浜口京子の魅力、それは「強さと弱さの両方を兼ね備えてる」所である。いくら初戦敗退とはいえ、オリンピック出場の実力を持つ京子である。並の男が束になっても敵う相手ではない。京子が強い女なのは確かな事実である。しかし。その一方で、「この人、好きな男の前では急にか弱く、可愛くなっちゃうんだろうなぁ~」っていうそんな弱さ、優しさが顔から滲み出てる所が、いい。そして、とても「謙虚な人」という気がする。浜口京子は、今回のオリンピック以降はどうするつもりなんだろうか? くどいようだが、彼女は必ずいいお嫁さんになるはずだ。そして、絶対に幸せになる。ちなみにじゃあ、どんな女が幸せになれないかというと、それはやっぱり、金・顔・権力を重要視する「強欲なプライドの高い美人」である。てなわけで、浜口京子が今後、レスリングをやめる事はないだろうけど、でも、「お嫁さんになる」という事も是非、視野に入れていて欲しいものだ。
私の想像では、きっと京子は「自分よりガタイのいい、男らしい人」が、好みなのではないかと思う。彼女が素敵な男性と幸せになれるように、私が、アニマル浜口に変わって「気合いだぁー!!!(×10回)」を、ぶちかましたいところである。……娘が結婚したらきっと、アニマルは男泣きするんだろうなぁー……。
こんな事をツラツラ書き綴ってみたら、「なんか私、今回のオリンピックをそれなりに楽しんでたのかしら?」という気がしてきました。
ところで今、秋に出版予定のブス本エッセイを執筆中である。日々毎日「ブスブスブスブス……」とブスについてばかり書いているので、なんとなく自分が今「世界の中心でブスを叫んでいる」ような気になっている。