ヴァネッサも我慢の限界？

原因は中年の危機からくる浮気？　ジョニー・デップに離婚報道

2012/01/11 11:45

　ハリウッドを代表するスーパースターのジョニー・デップが、事実婚状態にあるヴァネッサ・パラディと、破局へ向けてのカウントダウンを開始したと報じられている。14年間連れ添い、おしどりカップルとして知られたふたりだが、このところジョニーが次々と女性スキャンダルに見舞われており、中年の危機に陥った彼が法的な手段を使って別れを切り出すのは時間の問題だとみられている。

　今回の破局報道を伝えたのは、米芸能サイト「Radar Online」。ジョニーに近い情報筋の話として、「ふたりの間には口論が絶えない状況」「彼は今、すべてにおいて上手く対処できずにいる」「ジョニーもヴァネッサもボロボロな状態でいるため、周囲は心配している」とコメント。「ふたりは結婚はしていないが長年一緒に暮らしており、子どもたちもいる。そう簡単に別れることはできない」「ジョニーはすでに弁護士に相談しており、上手く別れられる方法を探っているようだ」と伝えた。演技力が高く評価されているジョニーだが、「私生活で自分の気持ちを隠し、何事もないように演技することは苦手」であり、かなり不機嫌な状態が続いているという。

　パートナーを大切にするイクメンとして知られているジョニーだが、ここ最近、浮気報道が立て続けに流れている。

　具体的に報じられた、初スキャンダルは2010年12月。『パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉』にエキストラとして出演した19歳のブロンド美女が、ジョニーからちょっかいを出されたと暴露したのだ。彼女は、米芸能誌「Star」に、「トレーラー（控え室）に誘われ、情熱的に口説かれた」と証言。しかし、女性の売名行為ではないかと言われるようになり、単なるウワサとしてうやむやに消えてしまった。

　昨年4月には、ジョニーが長年彼の広報を務めているロビン・バウムとキスをしているパパラッチ写真を、仏芸能誌「Voici」が掲載。写真は、ヴァネッサと子どもたちをパリに残し、ジョニーとロビンのふたりで、ペネロペ・クルスのハリウッド殿堂入り式典に参加するためアメリカに滞在していた時に撮影したものだとし、「ジョニーとヴァネッサ、破局か!?」と報じた。ジョニー側は、この報道を真っ向から否定し、写真は大昔に撮影されたものだと説明。しかし、仏ニュースサイト「24heuresactu」は、「ロビンは、ジョニーとヴァネッサの関係が危ういとウワサされるたびに、何もないと否定してきた女性」「かなり危険な女性だ」と分析し不仲説を煽った。

　11月になると、米芸能誌「In Touch」が、新作映画『The Rum Diary』で共演した25歳のセクシー女優アンバー・ハードと、ジョニーが浮気したと報道。ロケを通していちゃつきまくっていたと伝えられ、それを裏付けるかのように、記者会見に出席したふたりの間には独特の熱い空気が流れていたようにも見えた。12月には、ジョニーがニューヨークの人気ラウンジに7人の美女を引き連れて来店し、お酒を飲みダンスを楽しむなど、まるで独身のように振舞っていたという記事を、米芸能誌「Star」が掲載。『The Rum Diary』のプロモーションで世界中を飛び回りながら、遊びまくっていると伝えた。残念ながら、この映画は大コケしてしまったのだが、やりたい放題だったジョニーにとっては思い出深い作品になっただろうと、タブロイドが皮肉りながら書き立てたほどだった。

　1998年、ジョニーの一目惚れから交際に発展したふたりは、すぐに同棲するようになり、99年には長女が、02年には長男が誕生。音楽を通して一緒に仕事をすることもあり、昨年11月には不仲報道を打ち消すかのように、ふたりのデュエット曲を収めたアルバムが発売され、話題を呼んだ。大みそかの日も、ロサンゼルスをヴァネッサと子どもたち、そして自身の母親と一緒に歩くジョニーの姿が目撃されており、浮気報道は単なるゴシップにすぎないのではという声も上がっていた。

　ここ最近、ジョニーに浮ついた報道が多い理由は、彼が中年の危機に陥っているからだと一部メディアで伝えられている。中年の危機とは、40代半ばを過ぎた男性が、若いころのように体力、気力、冒険心がなくなったことに気が付き、目標を見失い虚無感に襲われる、いわゆる男性の更年期障害。ジョニーも、この1年あまり気持ちが落ち込むことが多く、テンションを上げるためにお酒を飲みまくったり、パーティーをしてしまうのだという。ヴァネッサは、ジョニーの気が済むように泳がせ、彼が安心して戻れる温かい家庭を用意していたと伝えられていたが、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまったのかもしれない。

　48歳のジョニーは、果たして中年の危機から抜け出すことができるのか、ヴァネッサは彼を許すことができるのか、はたまたウワサはウワサでしかないのか。当分このふたりから目が離せそうにない。