サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー川島なお美(50歳)が「美ST」でおしり丸出しのセミヌードを公開 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「美ST」12月号 川島なお美(50歳)が「美ST」でおしり丸出しのセミヌードを公開 2011/10/24 21:00 女性誌速攻レビュー美ST 「美ST」2011年12月号(光文社) 今月号の「美ST」の表紙は川島なお美です。『お笑いマンガ道場』(日本テレビ系)で車だん吉の隣にいたあのころのように、初々しく、かわいらしく、はにかんだふうにニッコリとしています。それはまるで乙女のように、乙女のように、乙女のように……って、よく見たら、おしりがスケスケ、ノーパンじゃないすか。しかも、う●こ座りしてる! パンツを脱いで、うん●座りして、はにかんで、「こっち見ちゃイヤン」てな感じで、トイレットペーパーみたいなのを体にくるくる巻き付けて……ちょ、これは刺激的すぎます! やばいです!! 一体何がどうしてこうなったのでしょうか。では、さっそく中身を見てみましょう。 <トピック> ◎齋藤薫の読む美容液 川島なお美さん ◎大特集 美しすぎる大同窓会 ◎小島慶子さん39歳 グラビア・ボディの作りかた ■50歳と39歳、熟女の狂演 表紙にドッキリさせられましたが、中のページももっとすごいです。川島なお美(50歳)がセミヌードを披露しています。男性の中には「50歳のセミヌードなんか見たくない」という人もいるかもしれませんが、女性として「見たいか、見たくないか」と聞かれたら、見たいです、熟女のヌード。同性だから見て欲情するわけではありませんし、かといって彫刻を鑑賞するような崇高な気持ちや憧れの気持ちとも違います。単純に「確認したい」という欲求があるのだと思います。どんなに美しい人であっても、50歳のカラダと20歳のカラダが同じわけは絶対にありませんから、女性の経年の変化を確認したい。女はいかにして老いていくのかを見たいのです。「あの人は今」を見るのと同じ気持ちです。 で、川島なお美ですが、さすがワインとエロスとペットとヨロイヅカを押し売りしているだけあって、それはそれは華奢で整っていました。おしりもプリンとして垂れていません。バストはトップこそ髪の毛で隠していますがもっちり白くて柔らかそう。しかし……どのカットも後ろ向きだったり、うまい具合にショールで隠れていたりして、お腹の詳細は確認できませんでした。よほどおしりと足に自信があるんでしょうね。身長158センチ、体重41キロとかなりの細身ですし、体はワインでできているそうですから、まさか腹部だけビール腹ってことはないと思いますが、どうなんだろ。「確認したい」という欲求が満たされるセミヌードかというと、肝心な部位が確認できず、やや不満が残る企画でした。どうせならすべてをオープンにしてほしかったです。あ、念のため、お若い方に説明すると、アラフォーの下腹は大問題なんですよ。筆者も20代のころは顔や足にコンプレックスが集中していましたが、35歳を過ぎてからは何よりもまずお腹になりました! と思ったら、別のページで小島慶子39歳が惜しげもなくビキニ姿になり、お腹をペロンとさらしていました。題して「グラビア・ボディの作りかた」。初の写真集『カメラマンたちが見た小島慶子』(集英社)から写真を引用し、撮影時の心境やトレーニング方法を語っています。お腹、見事に真っ平らです。素晴らしい。脂っぽい小娘のお腹とは違って、ほどよく乾いていてアリゾナの母なる大地という感じで素敵です。ごちそうさまでした。 ■面影はしっかり残っています 今月の大特集「美しすぎる大同窓会」の目玉企画では、80年代アイドルが大集合。まさに女の「確認したい」欲求をドンピシャで叶えてくれる特集です。伊藤かずえ、いとうまい子、大沢逸美、大西結花、芳本美代子、新田恵利、浅香唯、渡辺美奈代、立花理佐……。往年のアイドルたちが美しさを保つ秘訣を語っています。ご丁寧に80年代当時の写真付き。ま、みなさん懐かし番組の常連ばかりなんで、それほど「懐かしい」という気はしませんが、改めてじっくり顔を見ると、20年以上経っているのにみなさんほとんど変わってないことに驚かされます。現代では1~2年ごとに顔が変わって、5年も経てば誰だか判別できなくなるアイドルも珍しくないというのに、みなさん不審な点をほとんど感じさせず自然に加齢をしています。昔は今ほどお直しの技術が進歩していなかったので、「追って整えていけばいいや」という見切り発車的な考え方はなかったんでしょうねえ(と勝手な想像)。本当にかわいい子だけがアイドルになれた時代なのだとしみじみ思いました。別枠でミッツ・マングローブが彼女たちについて解説していますが、毒っけはほとんどありません。「吉本美代子さん、お痩せになって、ちょっとピーターさんに似てるわね」くらいでしょうか。 ■同窓会での反応は「女としての努力の成績表」だって 注目したいのは、同じ特集内の企画「自分史上最高のヘアとメークで そうだ! 好きだった人に会いに行こう」です。大学のサークルが一緒だった一般人男女10人が16年ぶりに同窓会で再会。男性陣が女性陣の容姿をジャッジするという企画です。男性陣は会社経営×2名、インテリアデザイナー、ヘアメークアップアーティスト、メーカー管理職という5人。この設定がガチンコかヤラセか分かりませんし、コメントも本当にこの男たちが語ったのかライターの創作か分かりませんが、あまりにひどい。 「年相応に丁寧な生活、肌の手入れに気を抜いていない日常が送れていることがわかる肌が望ましい」 「若い頃と同じヘアメークは化石みたいでヒク」 「髪が衰えて貧相になってるのは残念」 「頑張りすぎもイヤだけど、うっかりの手抜きも見逃さない」 「40代は肘やかかとを見せないようにしたほうが無難」 「意外にこの年齢の男子は付け焼き刃な美しさはすぐ見抜いちゃうもんです」 そんなこたぁ言われなくても分かってんだよっ! と読んでいて思わずマジギレしてしまいました。女40代、美容ばかりにお金も時間もかけていられない時期です。それでも、「美ST」を買ってせっせと”付け焼き刃”な美容に励んでいるわけです。にもかかわらず、「年相応に丁寧な生活」とか「頑張りすぎはイヤ」とかハードルが高すぎるっちゅーの! 女同士ならば、キツいコメントであっても「お互い大変だよね、うんうん」という理解の上でのことだと解釈できるのですが、男の口から言われると反感しか生まれません。 しかし、この男たちの言葉によって改めて気づかされました。女は女の加齢した姿を確認したい。そして愛したい。しわがあっても「ああ、頑張ったな」と思い、頑張りすぎていても「ああ、頑張ったな」と思い、付け焼き刃の美しさであっても「ああ、頑張ったな」と思いたい。そこに「ヒク」とか「イヤ」とか「残念」なんて残酷な感情はありません。愛なんです、愛。「美ST」はその確認作業の面白さなのだと気づきました。なんか強引なまとめ方のような気もしますが、そう思います。それにしても川島なお美はキョーレツだなあ。 (亀井百合子) 「美ST」 40代でヌードと頭皮を晒せる男性ってどのぐらいいるの? 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・「美ST」でピン子と小雪のスリリングな”友情”対談、「こゆは実際は庶民的」 ・櫻井翔は詰め衿が似合う!? 今号の「美STORY」は妄想パラダイス! ・磨き上げたバディに欲情しろ! と無言で夫を追い詰める「美STORY」 最終更新:2011/10/24 21:00 次の記事 干されすぎて「パリパリになっちゃった」、田原俊彦が”ビッグ発言”を振り返る >