サイゾーウーマンコラム慈善試合で魅せた三浦知良が本物のヒーローになったワケ コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 慈善試合で魅せた三浦知良が本物のヒーローになったワケ 2011/04/01 23:00 週刊ヒトコト斬り 禁酒法から現代へ来たカズさん ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎無形文化遺産 まさに「ここぞ」というところで、かっちょいーゴールを決めたキングカズ。以前この連載で「一周回って『カッコいい』になったカズ」について触れたことがあるが、若者の殆どが昔のカズを直に見てないことも手伝って(これは結構デカいと思う)、いまや本物のヒーローに。いや、確かに、その継続力は尊敬に値するが。体づくりだけでなく、ファッションセンスも。試合翌日も禁酒法時代みたいなカッコしてたからな。まさかカズ側のこうした「サービス」を、見ているこちら側の方でも同じ価値観で受け取る日が来ようとは。 ◎猪木だからこその説得力 何かと話題のACのCM。苦情を受けて登場した新作は、「使っていないコンセントは抜いておこう」「買いだめはやめよう」と、有名人が呼びかけるバージョン。タレント、文化人、スポーツ選手と、セレクトされたメンツを見ると、まぁ当たり前だが無難なヤツばっか。どっから見てもイメージ的にホコリが出ない顔ぶれだよな、と鼻白んで見ていたら、そこに混じってアントニオ猪木が。「間違った情報に惑わされないようにしよう」つってた。まさかアントニオ猪木にんなこと諭される日が来ようとは。時って流れるものなんですね。 ◎汚いケツ晒してスミマセン 来日したアメリカの原子力関連メーカーの人たちが、会議で「梅雨が来る前に汚染水を処理しなければ」つってたのをニュースで見た。「梅雨」なんていう日本独特の気候まで理解・想定の上動いている外国人の専門家たち。すごいわ。英語で梅雨ってなんて言うのかな。「Pulm Rain」かな。それともストレートに「TUYU」かな。そんなことはどうでもいい。それに比べて日本のていたらくたるや。本当に、これからは心入れ変えて、自分のケツは自分で拭くんで、「TOMODACHI」やめないでください。お願いします。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】 ・あのギャグさえなければ…… 芸能界から消えたあの芸人 ・「日本で一番パンダに詳しい」アナウンサー、安住紳一郎の本当にすごい所 ・なべやかん騒動以来のカンニング事件で、鍵を握るネット界の大物 最終更新:2019/05/22 19:28 次の記事 被災地で行動を共にした親友が明かす、田中聖の想いとは >