信頼していたアノ人が牙をむく!

女性のひとり暮らしは危険! 『不動産屋は見た!』で衝撃の事実を学ぶべし

2010/09/13 11:45
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『不動産屋は見た! 部屋探しのマ
ル秘テク、教えます』(東京書籍)

 ご飯もお菓子も飲み物も雑誌も消耗品も、生活に必要な物はそこそこ手に入るコンビニは、ひとり暮らしの勤労女子にとって、ある意味彼氏よりも大事な存在。なんならもはやお母さんと言っても過言ではないわけで……。

 ひとり暮らしを初めて十数年、部屋を借りるならコンビニが近いにこしたことはないと思って生きてきたたにも関わらず、とある本によれば、コンビニ近くのワンルームマンションでは、ひとり暮らしの女性を狙った犯罪が多発している、というじゃないですか。どしたらいいの!!

 たとえオートロックのマンションでも、コンビニからあとをつけられて一緒に正面玄関を突破。しかるのちエレベーターの中で襲われる。あるいは部屋のカギを開けているときに襲われる。とにかく襲われる。という事件があとを絶たないという……。挙句、性犯罪者は夜遅くにコンビニで弁当買ってる女子に狙いを定めるなんて話も。

 そんな、知りたいような知りたくないような衝撃の事実を突きつけてくるのが、『不動産屋は見た!  部屋探しのマル秘テク、教えます』(東京書籍)である。東京と大阪の”善良なる2人の不動産業者”を案内役に、賃貸物件を巡る不動産業界の内幕を描いたコミックエッセイだ。

 自殺・事件・孤立死などが起こった「心理的瑕疵物件」、いわゆるブラック物件の事例や、また貸しした部屋で大麻栽培がされていた場合どうなるのか、昨今流行りのルームシェアの典型的末路、汚部屋の住人の正体など、思わず「マジで!!」とつぶやいてしまいそうな事例が紹介されている。

 部屋に誰かが侵入している気配がある、そんなとき真っ先に疑うのは元彼や変質者であって、まさかあの人が……とは思いも寄らないもの。「部屋から下着がなくなる……犯人はあのヒトだった!」というセキュリティー対策もぎゃふんな事例も衝撃的。「誰かが部屋に勝手に入っている気がする」では警察も動いてはくれないので、試しに監視カメラを設置してみたら、下着を物色する”鍵の持ち主”が映っていた、というもの。もう自分の身と自分の部屋は自力で守るしかない。残された道は自宅警備!?


 女子しか住んでいない「レディースマンション」にも落とし穴が……。一棟丸々女しか住んでいないことが明らかなだけに、盗撮カメラや盗聴器が仕掛け放題なんてマンションもあるらしい。ひぃぃ。

 ブラック物件や部屋と住人を巡るトラブル以外にも、アコギな不動産業者の見分け方や、カシコイ部屋探しの五カ条だとか、何かと役立つ情報も掲載されている。なかでも愛人稼業のための「パパと物件」に関するノウハウには、なるほどねと思わず膝ポン。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もあるが、その逆もしかり。一生、愛人関係が続くなんてことはないのだから、リスクヘッジを考えておくのは必要。「解約のときに戻って来るお金を手元に戻せるように高めの敷金の部屋を借りる」「いざとなったら売れるように高めの家具を買ってもらう」など、「パパが飛んだときに備える7つの鉄則」は実に有難い教え。まぁ、なるほどと思ったところでパパとか無縁の人生なんですけどね。

 賃貸物件といえども、初期費用に平均家賃の6倍は必要なお引っ越しは、大きなお買い物。できることなら末永く平和に快適に暮らしたいもの。引っ越しを検討中という向きには、部屋探しのマニュアルにもなるので参考までにご一読を。仮に引っ越したばかりの新居がブラック物件だった場合でも、対処法も載っているから大丈夫……かも!! 
(今野アパート)

『不動産屋は見た! 部屋探しのマル秘テク、教えます』


こわっ!

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最終更新:2011/03/13 22:39