サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場松本人志と岡村隆史、不在を埋めるそれぞれの番組スタイル 芸能 [TVツッコミ道場] 松本人志と岡村隆史、不在を埋めるそれぞれの番組スタイル 2010/08/10 11:45 TVツッコミ道場ココリコダウンタウン松本人志リンカーンナインティナイン岡村隆史ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!めちゃ×2イケてるッ! このときから衰弱してる気がする…… 今回ツッコませていただくのは、ともに休業によって”主役”を欠いた、松本人志と岡村隆史の出演番組。二人の休業が与えている影響は非常に大きいが、各番組での取り上げ方には、大きな違いが見られる。もちろん病名が明らかにされ、入院→手術と順調に「回復時期」が見込まれている松本と、無期限で休業理由が明確にされていない岡村とでは、病気の状況も置かれている状況も違う。 だが、二人の番組の「穴」の大きさ・広がり方に、「あれ?」と不思議な印象を持った人もいるのではないだろうか。と言うのも、休業中にも関わらず、松本の方はその後もテレビに結構出続けているからだ。 たとえば、『リンカーン』(TBS系)などでは、コーナーごとにまとめ録りをしているものを分割して小分けに出していき、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)などでも、関係ないロケ部分を差し込むことで、内容・露出を薄めつつちょこちょこと「存在」している。しかも、どういうわけか『リンカーン』の特番では「松本の笑い声だけ足されていた」などとネット上で噂になったこともあった。 さらに、松本が全く存在していない番組においても、浜田が進行すれば十分成立してしまうだけに、普通に「浜田の番組」として見られるものになっている。 唯一「松本不在」を全面から取り上げているのは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)くらいのもの。しかし、それすら「章造遠藤のクイズ! まぁまぁまぁ!」という、ココリコ遠藤章造がただ「まぁまぁ」と言いながら芸人などにキスを迫り、成功するまでの秒数をクイズにするという企画や、いちごジャムの判別をする「ききいちごジャム」企画でココリコ田中直樹が大活躍(?)したりと、松本不在を感じさせないものとなっている。 ところが、岡村の場合、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)では休業に入ってすぐ岡村出演分のストックがなくなり、代打を立てた緊急特番となっていた。過去には、光浦靖子や大久保佳代子が飲み会の後に『めちゃイケ』の収録に行くシーンなどが放送されていたように、現場のスタート時間の遅さもおそらくあり、これは、いかに『めちゃイケ』がギリギリのスケジュールで収録しているかを物語っているのだろう。 しかも、『めちゃイケ』にしろ『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)にしろ、岡村ありきの番組であるだけに、岡村不在となってからは、顔写真や過去のVTRが頻繁に使われ、共演者たちも「岡村さん」「岡村さん」と連呼している。『ぐるナイ』にいたっては、昔の「尋ね人」番組よろしく、共演者一人一人がカメラに向かってメッセージを述べていたほどだ。 もし、岡村出演の各番組も、「録りだめ」方式で薄めて小分けに出していけるような作りであったなら、突然の休業などという事態になっていなかったのでは……。などと思うのは、単なる結果論か。松本不在より、岡村不在の方が根が深いと思わされた露出の差でした。 (田幸和歌子) 『ナインティナインのオールナイトニッ本 (vol.1) [ムック]』 書き加える項目が増えました 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】 ・『めちゃイケVSヘキサゴン』、不潔感プンプンだったのは……? ・松本人志の後継者争いのなか、頭ひとつ抜け出ているのは…… ・ポスト岡村!? キングコング梶原雄太の空回りする頑張り 最終更新:2010/08/10 11:45 次の記事 安藤優子がかつて抱いていた若さへの嫉妬を「婦人公論」で赤裸々告白 >