“ビッグ”アイドルから転落した田原俊彦、現在も続く「ほんの冗談」の悲劇
このブログと同著を併せて読むと、昔からトシちゃんは変わっておらず、あの「ビッグ発言」こそが、最大の”トシちゃん節”だったのだということに、気づかされる次第だ。そういう意味では、トシちゃんを知るに最適といえるが、自伝としては内容的に物足りなさは否めない。
(独立後)見えない圧力は確実にあるかもしれない
(退職金が少なく)十五年間も必死に働いた僕の、事務所に対する貢献度はこの程度のものなのかと少し肩を落とした
と、ジャニーズ事務所への複雑な思いも吐露してはいるのだが、それよりも「ジャニーさんの最高傑作になりたかった」「ジャニーさんは真のクリエイター」など、賞賛や感謝の言葉、楽しいエピソードばかりが綴られているのだ。
「デビューの経緯にしても、高校一年のときに六本木の事務所を自ら訪ねたと綴られていますが、新宿二丁目でスカウトされたという説もある。また、ジャニー氏のホモセクハラはあったのか、89年に流出した全裸写真の真実、また97年に契約目前までいきながらエイベックス移籍がかなわなかった背景になにがあったのかなど、ファンや世間が知りたいことは、まだたくさんあったんですが……」(前出・芸能リポーター)
今後も芸能界で生きていこうとしているタレントとしては、これが限界だったのだろう。ただ興味深いのは、「(ジャニーさんは)当時はお母さんのような存在にも思えた」「(中学生活を振り返り)野球と不良の「両刀使い」は、さすがに無理だった」と、サブリミナル的に、意味深な言葉が散りばめられていること。これも”トシちゃん節”のひとつなのか……。
ファンも大変だろうね
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