サイゾーウーマンコラムどうしてフレッシュネスには「セブンアップ」という渋いドリンクがあるんですか? コラム [連載]だから企業に聞いてみた どうしてフレッシュネスには「セブンアップ」という渋いドリンクがあるんですか? 2010/07/27 21:00 だから企業に聞いてみた 気になって仕方がない素朴なギモンを直接企業に聞いてみよう、という本連載。 外出していて、食事がてら1人で時間をつぶさなくてはならない時、ふとハンバーガー系のファーストフード店に入ることが多い。喫茶店の本格的なコーヒーが飲みたいわけでもないし、ファミレスは騒がしいし、レストランでがっつり食事をしたいわけでもない。そんな気分の時には、ファーストフード店がちょうど良いと思う。しかし、どのお店に入ればいいか、いつも迷ってしまう。そんな時、たまたまフレッシュネスバーガーの店前にある看板を見つけた。 「カフェとしても使って下さい」 これは名コピーだと思った。私のように軽食しつつ、ゆったり時間を過ごそうとしている人にとっては刺さる言葉だ。「食事しなくても気軽に入っていいんですよ」と優しく囁いてくれた気がする。もし、こういう看板だったらお店には入っていないだろう。 「時間つぶしとしても使って下さい」 やはり「カフェ」という響きは強い。それ以来、空き時間ができるたびにフレッシュネスバーガーに通っている。290円のオーガニックコーヒーは美味しいと思うし、クラシックハンバーガーも食べ応えがあると思う。そんなフレッシュネスのドリンクメニューに1つ謎がある。 「セブンアップ」 どこのお店でも見かけない渋い炭酸飲料である。他のハンバーガー屋さんでも見かけることはない。なぜメニューにあるのだろうか? うーん、気になる。そこで「フレッシュネスバーガー 本社営業部」に直接、聞いてみた。 「フレッシュネスバーガーにセブンアップという渋いドリンクがメニューにあるのはなぜですか?」 担当者(女性) セブンアップは創業当時からあるメニューなのですが、当社代表の栗原(幹雄)がアメリカ文化を好きな人でして、アメリカのイメージ、「オールド・アメリカン」を日本に伝えようと、アメリカで主流であるセブンアップをメニューに入れたんです。 あっさり解決。文句なしの回答が返ってきた。でも、もう少し気になることが。 ――「スプライト」をメニューに加える選択肢はなかったのですか? 担当者 はい、我が社のスタッフがアメリカへ行った時、日本ではコカ・コーラやスプライトが主流ですが、アメリカではペプシコーラやセブンアップが主流ということを知ったんです。 知らなかった……。リサーチ力が凄いよ、フレッシュネス。さらにびっくりしたのが電話での最後のやりとりである。 ――アメリカ文化を多くの日本人に伝えようと、フレッシュネスバーガーのメニューにセブンアップは存在しているんですね。納得です。 担当者 はい、そうです。 ――ありがとうございました。 担当者 今日は勉強させていただきました、本当にありがとうございました。 一粒の涙が……流れなかった。でも、感動してしまった。勉強させてもらったのはこっちの方なのに、この対応……。広報さんもフレッシュネス!! これからも通います!! 引き続き、皆さんのフレッシュなギモンを募集中です。ディープでインパクトのある、くだらないギモンをお待ちしています。 (酒平民 林賢一) 『フレッシュネスバーガー社長の成功するアイデア・ノート』 しゃ、しゃ、社長~~~~!! 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・“ブルーなレイ”広告は、映画『アバター』のパクリですよね? ・モンドセレクションって、どのくらい権威のある賞なんですか? ・「政治とカネ」のカネはどうしてカタカナ表記なんですか? 最終更新:2019/05/21 16:17 次の記事 初監督作品がイマイチな小栗旬がナゾの病気を告白! >