柴田理恵のライバル？　ワイプ画面の新スター候補はあの動物……

　今回ツッコませていただくのは、3月17日放送分の『おもいッきりDON！』（日本テレビ系）に登場した「小窓（ワイプ）女王」柴田理恵の新たなライバル（？）・アルパカ。

　番組自体は「スーパーのレジを素早く通過する裏ワザ」「電車で席に座れる裏ワザ」といった”らしい”企画が放送されていたが、斬新だったのは画面上の「小窓」に何度も登場するアルパカだった。VTRの間、何の説明もなく、中山秀征や小倉優子、井筒和幸監督に混ざって、「小窓」に無表情で映るアルパカは、明らかに違和感がある。

　何か考えているのか、万が一考えていたとして、「これ、長いね……」とか「ごはんまだ？」くらいだと思うのだが、とにかく顔ヂカラ・存在感は、ヒゲヅラの井筒監督や妄想キャラ・ゆうこりんにも決して負けていない。

　さらに、引きの画面に切り替わると、ひな壇に座るゲストたちの横に、椅子も与えられず、茫然と立ち尽くすアルパカと飼育員の人が映りこんでいる。井筒監督が大きな声を出したときなど、時折、無表情でそちらに顔をむけたり、いつの間にかゲストとの距離を縮め、ゆうこりんの真横に立っているけれど……何なんだ、アルパカ!!　気になる。

　本人の意思とは無関係に、唐突にアップを抜かれたり、引いた絵を撮られたりする面白さは、まるで『あらびき団』（TBS系）のカメラワークのようでもある。と思ったら、いつの間にか説明もなく、退場していたアルパカと飼育員。この不可解なワイプ演出は、「2ちゃんねる」の実況でも話題になっていた。

　「しかし、なんでアルパカがいるだよｗｗｗ 」「アルパカおりこうすぎｗ」「アルパカ……健気だ　アルパカ」「アルパカだけずっと立ったままでかわいそう」「ワイプのアルパカ可愛い(*´д｀*)ハァハァ」「ワイプでアルパカｗｗｗｗ 」などの声が続出するなか、「アルパカをレギュラーに」といった要望まで飛び出す人気ぶり。

　しかも、番組の終盤で、これまた不思議なニュース映像が流れた。「波乗り中」という文字とともに現れたのは、人間とともに波乗りするアルパカの姿である。

　波乗りした男性はこんなことを言っていた。

「オーストラリアでカンガルーやコアラにサーフィンをさせているのを見て、ペルーだったらアルパカかなと」

　波乗りのニュースのために、わざわざアルパカを呼んで、放置していたということ？

　このニュースを受け、中山ヒデが「さっきまでここにアルパカがいましたが」と言うと、ニュースコーナーを担当していた丸岡いずみアナウンサーも、淡々と一言。

「私も拝見していましたが、『あ、アルパカだ』と思いました」

　波乗りをしていたアルパカと、先ほどまで立たされていたアルパカとは、当然、全くの別人（別アルパカ？）であり、「あのアルパカも練習すればこんな風に？」などと適当に結び付けられていたが、結局、意味不明のままのアルパカの登場。

　ともあれ、号泣したり、大笑いしたりして、大きなリアクションで視聴者との共感力を高める柴田理恵とは真逆の、「無」というリアクション。今後見られるかは分からないが、「小窓」の新たなスターとして、注目です。
（田幸和歌子）

アニマルハット

レギュラー存続があやしいゆうこりんが来週あたりこれで登場しそう。

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・草食系・忍成修吾があぶり出した、中山秀征の”正体”
・ミニ豚さえアクセサリー? パリス・ヒルトン、動物愛護団体に非難される …
・キレイ版・マツコデラックスがCM業界を席巻中