サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場節を変えて歌いたがる大物にツッコミ、「自分の歌にしすぎや」 芸能 [TVツッコミ道場] 節を変えて歌いたがる大物にツッコミ、「自分の歌にしすぎや」 2008/12/28 12:00 TVツッコミ道場あらびき団ビタミンS安住紳一郎尾崎紀世彦桑名正博 12月24日に放送された『あらびき団』の特番、『あらびき団 聖夜の90分超拡大SP』(TBS系)。 そこに登場した兄妹芸人・ビタミンSがやったネタは、桑名正博のモノマネでなぜかKiroroの『Best Friend』を歌うというもの。桑名(兄)が、「とぅおぅおぅくぃに~はぁ」と、ノリノリだがおかしな節まわしで歌い、そこに妹が、「自分の歌にしすぎや」「ためすぎや」とツッコミ。たっぷりためたあとに超早口で歌詞を追いつかせたりと、ヘンなタイミングで歌いつつ、最後は「セクシャ~ルフレ~ンド」と「セクシャル」を盛り込んで終わる、という内容だった。 それにしても、大物歌手ってやつは、やたら節まわしを変えて歌いたがる人が多い。だからこそ、このネタも面白いのだが、歌手としてのスキルがあがると、昔のスキルでレコーディングした歌い方が気に入らない人もいるのだろう。単に飽きたという人もいるのだろうが。 しかし、往年のヒット曲というのは、聞くこっち側も慣れ親しんだバージョンがあるわけで、そんな自分が気持ちいいタイミングじゃないところで、「アイ、ラーブユー」だったのが、「ア~~イ、ラ~~~ブゥ(イェエエエエェィ)、ユゥウウウェ~~」とためまくられても、困惑してしまうのだが。テレビから流れる曲を聞きながら口ずさんでみたいのに、別モノだったりする。往々にして、歌っている本人がとても気持ち良さそうなのがまた、余計に困ってしまう。 そんなことを思っていたその翌日、25日に放送された『あなたが聴きたい 歌の4時間スペシャル』に、尾崎紀世彦が登場した。 司会の安住紳一郎とのトーク中、尾崎がこんなことを口ばしった。 「毎日同じ歌い方するのも、僕は嫌いなほうなんですよ」 そして、名曲『また逢う日まで』は、尾崎が言うには怪物のようなスゴい曲で、「まだアイツに勝ってない」とのこと。やはり、レコードに関しては、「あれはあのときの気持ち」で歌ったものだとのことで、毎日トライをするが、「勝てない」んだそうだ。 安住が、「レコードの通りに聴きたいというファンもいるんじゃないでしょうか」とたずねると、尾崎はこう言った。 「レコード聴いてくださーい」 ”いじり所”と判断したのだろう、あえて、安住がかぶせた。 「レコード通りに歌ってくださいませんかね?」 尾崎はキッパリと言う。 「ヤダ」 その理由は、「それじゃあ、オレは成長してないってことだもん」。安住、「すみませんでした……」とスゴスゴ。途中から二人とも吹き出しそうな笑顔でのやり取りの「小芝居」ではあるのだが、二人は見つめ合い、尾崎がトドメに満面の笑みで言った。 「ザマーミロ!」 日によって全く違うらしいので、「ヴァージョン081225」とでも名づけておくが、この日の『また逢う日まで』は、「ドォ~アを閉めてぇ~」とか、「はなすだぁあ(音階上がる)ろぉおう」とか、やはり、細部にわたって違っていた。勝てたかどうかは知らないが、それはそれは、とても気持ち良さそうだったので、これでいいのだろう。 ただし、「自分の歌にしすぎや」と、ビタミンSの妹は言うかもしれないが。 (太田サトル) 【関連記事】 感動歌番組がバラエティ調に! ナゾのカメラワークの正体とは … 【関連記事】 あらびき団に恐怖の団長降臨! 藤井・東野大慌ての理由とは … 【関連記事】 平原綾香の前世はエリーゼ!? 証言者はあのベートーベン 最終更新:2008/12/28 12:00 次の記事 ソフトボール・上野投手に、あの超大物の片鱗 >