[女性誌速攻レビュー] 「an・an」10月8日号

スプーンの背で男性の●●を×× 「anan」のSM特集がヤバイ!

2008/10/01 23:35
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「an・an」10月8日発売号/マガジンハウス

 女性誌最新号の速攻レビューをお届けするこのコーナー。第一回目の今日は、「an・an」10月8日発売号のレビューをお送りします。

 さて、今号の目玉は、なんといっても特集の「なるほど納得! 恋に仕事に役立つSとMの不思議」。いきなりツッコミ所満載の予感です♪

 企画の見出しはこんな感じ。

▼スペシャルテストで徹底診断! あなたの中に潜むSMパワー
▼S男もM男も恍惚とさせる、目からウロコの恋愛SMプレイ術
▼キャラの使い分けでスムーズに。職場におけるSM人間模様
▼いつものHにちょっぴり刺激をプラス・ ソフトSMレッスン


 まず冒頭には、こういった企画ではおなじみのタイプ別診断が。19問ほどのテストに回答して、自分がどんなタイプの女か知るわけです。その設問と選択肢の例がこちら。


Q1.「太いクギが手のひらの真ん中に突き刺さりました。あなたはどうする?」
a.とっさに自分で抜く
b.人に抜いてもらう
c.抜かずにそのまま病院へ

Q10.「どれも実在の拷問器具です。どれが最悪?」
a.鉄の処女(人型の容器の内側に鉄のトゲがいっぱいついていて、その中に入れられて蓋を閉められると体中にトゲが刺さる)
b.中国のタイ盆(深い穴に毒虫がたっぷり入っていて、そこに落とされる)
c.ユダのゆりかご(眠らせない拷問)

 もう設問からいきなりドS臭がしています。選択云々の前に、シチュエーションが突飛すぎて想像できません。こんなテストで診断されても……と思うのですが、一応心理研究家の先生が監修をしているようなので、本当なのでしょう。とにかく、この先生がドSだということは間違いなさそうです。

 お次は、「恋におけるSとMの使い分け」、そして「職場におけるSM人間模様」と続いていくのですが、その中に「極度のMも、時にはSを出していこう!」という「Sササイズ」のコーナーがあります。このダジャレセンス溢れる脱力系タイトルからして、Sっ気を感じませんが、肝心の内容はどうなのかというと……。

◎後輩や同僚を一瞬で支配するには
「私、ドSだからさー」と一方的に申告する


◎無理なお願いの断り方
「できません!」ときっぱり言う

 それができれば苦労はない、というか、それができればMじゃないという感じがするのですが、人間関係を壊さない程度に試してみるのもいいんじゃないでしょうか。普段から脳内シミュレーションしておくとよさそうです。

 そしていちばんの注目記事は、「いつものHにちょっぴり刺激をプラス? ソフトSMレッスン」。ジョシお待ちかねのセックス関連記事です。S・M、それぞれ狙いたい傾向に合わせて、初級から上級までのオススメプレイが丁寧に解説してあります。

 まずはS編ですが、初級でいきなり「真っ赤なネイルで相手の肌を撫で回す」という難易度の高さ。さらに中級では「相手が感じている様子を淡々と実況中継」、上級ともなると「スプーンの背で敏感な部分を刺激」という、ヘタすれば相手に気が狂ったかと思われるような大胆なプレーが淡々と書かれています。普通にドン引きされるか、あるいはこちらの狙いをわかってもらえず「何してんの?」で終わってしまいそうなものですが、ある意味相手とのセックスの相性を試すにはうってつけなのかもしれません。自他共に認めるドSの私でも、初級で挫折してしまいそうですが……というか、すでに挫折しています。

 次にM編ですが、初級は「彼への服従の意をこめて、手の甲に何度もキス」。これはまあなんとかなりそうですね。しかし中級にいくといきなり難易度がはね上がり、「さりげない素振りから、彼に髪を引っ張らせる」というデートDVギリギリの内容に。そんな高度なさりげなさ、とても無理です……。

 とまあ、どれも実践するには少々レベルが高い内容ですが、頑張ってマスターすれば、セックスに仕事に、楽しい生活を送れるようになれるのかも。ところで、広告をはさんでこの特集の直後にある福山雅治のインタビューを見て、なんだか自分がイヤになってしまったのは、私だけではないと思います。
(スライム坂口)

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もう少しソフトにSM入門したい貴女へ。

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最終更新:2008/12/10 21:07